こんなこと・あんなこと

2002年11月04日(月) 小泉淳作記念館

小泉淳作さんを特集した番組を見て感動した友人の「連れてって!」の言葉に、11月3日、総勢6名で中札内村小泉淳作記念館に行ってまいりました。
京都建仁寺の天井画「双龍図」の制作現場となったのが中札内村です。記念館にはこの「双龍図」の下絵のほか、初期の油絵と、大作「鳥海山」や「かぶ」などの日本画、挿絵が展示されています。

入り口横で、NHK日曜美術館で放送された小泉さんの番組のビデオを見ることができました。これが、感動物です。完成間近の「双龍図」、和紙の水の含み加減が下絵と異なり、雲の表現に納得がいかない小泉さん。「難しい」とつぶやきながら、小筆を使ってポツポツと墨を置いていくことにしました。白とねずみ色の微妙な境界を補正していくのです。気が遠くなるような作業です。芸術家だなあ。

量が量だけに墨をするだけで大仕事です。しかし、いい墨。塗り重ねていくと、光沢が出てきます。同じ墨だと思うのですが、それを水の含ませ方を変えて、淡い雲まで表現するわけです。

いつか京都建仁寺に小泉さんの「双龍」に会いに行きたい!!


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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