こんなこと・あんなこと

2002年11月20日(水) テキスト作りの舞台裏

今週からスタートの講習が2つあり、いずれもテキストをオリジナルで用意しなければならず、ちとしんどい毎日です。

このテキストを作成するという作業、元になるテキスト(文字)部分はスタッフに入力しておいてもらったりするのだけれど、どの場面でどの図が必要かというのは、実際に指導に当たる私でなければ判断が難しいし、そもそもどのレベルまでの説明を盛り込むかというのも判断に迷うところで、作業は一向にはかどりません。1日のうちの丸々数時間をテキスト作成に費やせない私ですが、まとまって考える時間がないと、これまた非常に中途半端な出来のテキストしかできず、いつも反省の日々。

友人のお嬢さんが美術系の学校で学んでいるのだけれど、「展覧会に出品する絵になかなかとりかかることができないでいるようで、心配だあ」といつも言っています。お嬢さんの構想が決まるまでの産みの苦しみ、わかるなあ。

たかがテキスト、されどテキスト。頭の中で「こんなの」というモヤモヤした構想はあっても、もっといいアイデアがあるかもしれないとか思って、なかなかとりかかれないのです。それが、期日が迫ってくると、しゃあない、ここで、この手法で手を打とうかとなるわけで、そうなると一気に進むわけです。始めると楽しいです。時間を忘れての作業となります。

いつもそう。たっぷり時間があるうちにやっておけばよいものを。でも、たっぷり時間があるときは、モヤモヤしてるだけで、「ピカッ、これで行こう!」とスパークするような瞬間がやってこないのです。そんなものだよね。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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