2003年01月01日(水) |
お正月の出来事その1 |
実家の池田から帯広への帰り道、昼の11時半頃、38号線を走っていると札内で白黒の毛のふさふさした犬がヨロヨロと歩いているのを発見。ヨロヨロ歩いては立ち止まって行き交う車をじっと見ています。車でどこからかやってきて、ご主人様とはぐれちゃったんだな、とすぐにわかりました。 100mほど先回りして、たまたま持っていたおやつを手に呼ぶとすぐに駆け寄ってきました。助手席のドアを開けると自分から乗り込んできました。かわいい子。車、大好きなんだろうな…。
しばらくさまよっていたと見え、口の周りはツララ。どこか怪我をしているのか座席には血が点々と。こりゃ、まずは動物病院と思い、「大丈夫、もうすぐ病院へ連れていってあげるからね」と話しながらの帯広までの約10キロが長かったこと。首輪に電話番号を書いたネームプレートがあるのは見えていたのですが、あまりにもヨタヨタしていて心配だったので、「とにもかくにも病院へ、飼い主への連絡は病院から」と思ったのでした。
しかし、あいにく行きつけの病院はお正月で休診。困った、困った。家までたどりついて、ケガの様子を確かめてみると、足の裏を少し切っただけのよう。水を飲ませるとガブガブ飲むし、とりあえず元気は、元気。 ここでネームプレートの番号に電話をすると、出てくれました、ご主人様。私の家の場所を告げると、すぐに来てくれるとのこと。
お父さん、お母さん、娘さんの3人で間もなく迎えにきてくれました。朝のお散歩のときに河川敷で放して遊んでいたところ、リードを紛失してしまい、そのうちに犬を見失ってしまったそうです。
ご主人様のところへ戻ってよかったね! ところが、このご主人様のMさんが手にした封筒を何としても受け取ってくれとおっしゃり、これにはもっと困ってしまいました。 「私も犬を飼っているので、お互い様ですから」と固辞するも、「それでは私たちの気持ちがおさまりませんから」と言われ、この気持ちも同じ動物を飼う身、わかります。 結局封筒を受け取ってしまいました。なんと1万円も入っていました。 でも、やっぱりこれは私が受け取れるお金ではありません。Mさんのお気持ちは犬を保護している団体か、盲導犬の協会に寄付しようと思っています。
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