2003年07月18日(金) |
新聞に載ったよ(3) |
本来、何らかの格差や障害を軽減するために使われるのがパソコンだと思うが、現実はそうではない。キーボードだけでももう少し親切な仕様なら、楽に操作できる人が増えるだろうに。例えば、メールで使われるのは小文字なのに、キーボードには大文字しか書いていない。 しかし、慣れないマウス、キーボード、さらに横文字と格闘しつつも、講習会に参加する皆さんは一様に熱心だ。時間は多少かかろうとも、できなかったことができるようになる喜びは、幾つになっても感じたいもの。パソコンを使いこなせば確かに仕事が楽になり、世界も広がるが、パソコンを学ぶこと自体が生きがいになっている人もたくさんいる。 講習会に来る人たちの多くは「パソコンは自分には無理かもしれないけれど…」と不安を抱えながら始める。それでも、ついには「孫とメールでやりとりできるようになった」と喜び、「次はデジカメも」と意欲的な人も多い。そういう高齢者の皆さんに接していると、講師の一人として喜ばしい限りである。
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