2003年09月26日(金) |
9月26日(地震の直後) |
午前4時50分。ガタガタという揺れで目を覚ます。この地域に暮らす者として地震にはかなり免疫があり、いたって冷静な私。「今におさまる、今におさまる」と念じながらも、だんだん大きくなる揺れに「ウソでしょーー」という思いが頭をよぎるものの、ストーブもつけていないし、ガスがついてるわけでもないし、揺れが収まるのをじっと待っていました。
続いて、NHKをつけ、かなり大きな地震だったことを知るわけですが、津波警報が発令されても、ここ帯広はその心配もなく、倒れた冷蔵庫と電子レンジを元に戻し、教室を見にいくと、17インチのCRTディスプレイが2台、1台は床に、1台はイスの上に落ちていましたが、壊れている様子はなく、ひとまず安心。 書類棚がひっくり返ったり、自宅ではピアノの上においてあったものがすべて転落したり、ということはありましたが、これといって支障はなし。
池田の実家が心配で電話をかけるのだけれど、やっぱりつながらない。もう少しあとでかけ直そうと、テレビをつけつつ、テレビの前のイスで眠り始める私。同居人のレンも、さすがに不安そうに、足元で寝ています。 6時ごろに再度、強い余震。目の前のストーブがグラグラ揺れています。本当に、ストーブをつけていなくってよかった! このあとに札幌在住の息子から電話が来るも、なかばねぼけていたせいもあり、「大丈夫?」という問いかけに「うーん、それでなくてもいつも散らかっているから、ちょうどいいお片付けのチャンスだね」と答える余裕。 テレビでは津波の情報と、苫小牧の石油タンクの火災のニュース、そしてけが人の情報を繰り返し伝えています。 帯広のこのあたりは停電もなく、断水もなく、倒れたものを元に戻せば「地震、本当にあったの?」と思えるほど、日常と変わらぬ光景でした。
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