いぬの日記
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2006年10月11日(水) |
しずくは透明な色をして私の胸に沁みていった |
土曜日は元同僚の花嫁姿を観にいきました。 とてもいい式でした。 日曜日は朝起きたら10時半でした。
絶望した!
仕方ないので寝なおして一日編み物と読書(京極)と睡眠でつぶしました。 ていうか風邪気味でした。 まだちょっと体調直りきってない。気をつけねば。
今日ようやく読み終わりました「邪魅の雫」 「雫」という漢字が可愛らしすぎてなんか京極堂シリーズのイメージじゃないなーというのが第一印象。 面白かった〜。オンモラキはちょっと薄味でしたが、これはガッツリ。 この手のややこしいミステリ(?)久しぶりに読みました。 ジョロウグモみたいな、複数の事件が錯綜する感じだったので読むの大変でしたが、ラストシーンは頑張って読む甲斐ありました。 ううううう。鷲摑みでした。エノさん・・・!
あと、益田くんと青木くんがえれーこと成長してて感慨深かった。すごい、成長してるよ・・・!ちょっといい感じですよ! 敦子さん、どっちも結構いい男になりそうですよ!と呼びかける気持ちになりました。 あの兄貴にも耐性できてきてるし、やっぱりこの二人のうちどっちか選ぶしかないんじゃないでしょうか。 特に青木くん、地味目の優等生風な割りに木場さんについていける根性の持ち主なだけあって、やたらと警察関係者に評価されたり一目置かれたりしてて何だか嬉しいです。 関口さんなんて、何度繰り返してもさっぱり成長しないのに。 やっぱり若いと違うな〜。
今回は、何だか皆互いを思いやりあってて、読んでて照れた。珍しい。 京極堂と関口さんと榎木津さんの友情らしき雰囲気なんて滅多にないので、取り合えず初読で三回くらい読み直しました。食いつきすぎ。 木場さんがあんまり絡まなかったのは残念だなー。かっこよかったけど。 あと、郷嶋さんが何か妙にかっこよかったです。 堂島さんの影がちらほら出てきて、やっぱり今後も絡んでくるんだなーと思いました。 あの人が出てくると京極堂が途端にうけくさくなるからゲフゲフン。まあいいけど。 でも、何だかんだ言って物凄く面倒見が良くて優しい京極堂がはっきりと「大嫌い」だと公言するほど嫌いだなんてちょっともえる。 誰かを「嫌い」というのは、「好き」というのと同じくらいか、それ以上強い感情であって。 それほど強く心動かされる感情(それが良いものであれ、悪いものであれ)というのは、しかも平常あれほど感情を表に出さない男が心底「大嫌い」で「厭な奴」呼ばわりなんて、当人にとってはたまったものじゃないだろうけど、はたから見てる分にはちょっともえるなー。(悪趣味です)
とりあえずうりさんと伊万里さんは早速読んで私と語り合ってください。 他の人が読んだ解釈とか感想が聞きたい。あれはどうなんだろう。私はけっこー面白かったのだけど。 分厚いけど。忙しいだろうけど。余裕あったら是非。貸すよ・・・!
最近はまた漫画周期に入っていたので、小説に入り込むのに時間がかかってちょっと大変でした。 読み進めるのは大変だったよ。序盤〜中盤かなり入りにくいです。 でも、中身をぱらぱらとめくって関口さんと益田君の会話とか関口さんと京極堂の会話とか青木君と木場さんの会話とか見つけて、そこにたどり着くまで何とか頑張った。 我ながら放り投げなかったのは愛だと思った。 そういや関口さんが何とか健やかそうで良かった・・・雪絵さん気の毒だから早く自宅帰ってあげてください。
そうそう、大鷹になんか、微妙にかなり感情移入してしまったのでちょっと凹んだ。 何となく分かる気がするってことは、これに近いのかな・・・と思うと凹むような。ていうか嫌だな。かなり。
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