いぬの日記
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突然、「ギャグマンガ日和」を大人買いです。おもしろいー。 同時進行でどうじんはまりです。 すごいな自分、こういう時のスピードは本当に我ながら関心する。 生産性の無さが清清しいです!たのしい! 冬の陣で見た、芭蕉と曽良の文字の意味が分かりました。ひとつ階段を上った。 てかあの大手サークルさん見つけた。そしてネット本屋さんで注文しました。早っ。 いやー世の中楽しいね。ものすごく面白いです。間口が狭い分ピンポイント。 ちょっとピンポイントすぎるので誰にもすすめられない。でも楽しい。 松尾芭蕉と曽良って仲悪かったようなイメージがあったのですが、特にそんなことはなかったんだな。 弟子たちが権力争いってのは本当らしいけど、それぞれ芭蕉のことは大好きだったっぽい。 ネットでちょっと調べただけでも、40のおっさんに対して(俳聖とはいえ)尽くしっぷりが尋常じゃなくてびっくりしました。 なんかキリストと十二使途を思い出した。 おっとこれ以上は世間の目に触れたらあれなので。
写楽もそうですが、江戸時代の偉人ってなんか想像を絶する。すごいなあー。 文献や記録が完璧ではなく、後付のイメージでなかば伝説っぽくなってたりもするので、ひたすら面白がれるのが楽しいのかも。
そこから何かを学ぼう、役に立てよう、と思うと、途端に読書欲が減ります。 だから実用書とか随筆にあまり手がでないんだよなー。 読めば面白いんだけど、読もうという気にならないというか。つまり勉強嫌いなのか。そりゃだめだな。 でも、先日梨木香歩の「春になったら苺をつみに」を読んだらすごく面白かったので、他人の考え方や生き方についての文章をもう少し読んでみたいなーと思いました。 しかし、容赦ない描写力や、梨木香歩のまなざしの鋭さには驚いた。 タイトルや英国ガーデンみたいな(なんじゃそりゃ)イメージから、もっと牧歌的な感じを想像していたので、読み始めた当初は、少しぎょっとしました。 達筆っていうのかなー。薄い本なのに中身が濃くって、イメージ豊かで面白かったです。 市民運動とか、地域貢献の話とかも面白かった。荒野にぽつんとある宿の話や、家庭的な女だけの共同生活や、ニューヨークでのいかにもっ!なクリスマスや、やっかいな男の話も、面白かった。
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