いぬの日記

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2007年01月30日(火) 大人買いって素敵だ

突然、「ギャグマンガ日和」を大人買いです。おもしろいー。
同時進行でどうじんはまりです。
すごいな自分、こういう時のスピードは本当に我ながら関心する。
生産性の無さが清清しいです!たのしい!
冬の陣で見た、芭蕉と曽良の文字の意味が分かりました。ひとつ階段を上った。
てかあの大手サークルさん見つけた。そしてネット本屋さんで注文しました。早っ。
いやー世の中楽しいね。ものすごく面白いです。間口が狭い分ピンポイント。
ちょっとピンポイントすぎるので誰にもすすめられない。でも楽しい。
松尾芭蕉と曽良って仲悪かったようなイメージがあったのですが、特にそんなことはなかったんだな。
弟子たちが権力争いってのは本当らしいけど、それぞれ芭蕉のことは大好きだったっぽい。
ネットでちょっと調べただけでも、40のおっさんに対して(俳聖とはいえ)尽くしっぷりが尋常じゃなくてびっくりしました。
なんかキリストと十二使途を思い出した。
おっとこれ以上は世間の目に触れたらあれなので。


写楽もそうですが、江戸時代の偉人ってなんか想像を絶する。すごいなあー。
文献や記録が完璧ではなく、後付のイメージでなかば伝説っぽくなってたりもするので、ひたすら面白がれるのが楽しいのかも。


そこから何かを学ぼう、役に立てよう、と思うと、途端に読書欲が減ります。
だから実用書とか随筆にあまり手がでないんだよなー。
読めば面白いんだけど、読もうという気にならないというか。つまり勉強嫌いなのか。そりゃだめだな。
でも、先日梨木香歩の「春になったら苺をつみに」を読んだらすごく面白かったので、他人の考え方や生き方についての文章をもう少し読んでみたいなーと思いました。
しかし、容赦ない描写力や、梨木香歩のまなざしの鋭さには驚いた。
タイトルや英国ガーデンみたいな(なんじゃそりゃ)イメージから、もっと牧歌的な感じを想像していたので、読み始めた当初は、少しぎょっとしました。
達筆っていうのかなー。薄い本なのに中身が濃くって、イメージ豊かで面白かったです。
市民運動とか、地域貢献の話とかも面白かった。荒野にぽつんとある宿の話や、家庭的な女だけの共同生活や、ニューヨークでのいかにもっ!なクリスマスや、やっかいな男の話も、面白かった。


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