いぬの日記
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2007年04月15日(日) |
空色デイズのCD発売を待っている |
日曜の朝には特撮アニメ4本を録画予約することが習慣になりつつあります。 お、おたくって、楽しいなあ!出来のよいアニメってすごいね。
「グレンラガン」ちょう燃えます。 アクションが滑らかでいちいちかっこいい。 メカの動き方とか、装備してる武器とか、良く分かりませんが新鮮でいちいちおっ!と思います。 敵メカも段々かっこいい(強そう)になってくるし。 生身のアクションシーンも、そんなにすっごい派手じゃないのですが、凝ってるんだよね。 おっ!と思うところが多すぎです。 (私が最近のアニメに慣れてないってこともあると思うけど) (なんせまともに見たロボットアニメの記憶はエヴァとガンダムです) 合体とか、必殺技とか、謎エネルギーシールドとか、ロボ同士なのにメンチ切り合いとか(チンピラか!)、『相棒』を語ったりとか、美女ガンマンが放浪似合うヒーローに惚れたりとか、少年が年上の美女にときめいたりとか、もーいちいち燃えます。 楽しい〜。
ヨーコさんが嫌な女じゃないのも嬉しいです。あの身体が、ディフォルメされた二次元的ナイスボディなのに、太ももとか腰とかちゃんとあって、微妙に肉感的で素敵です。かわいい! あのコスチュームは下乳が命だと思うのですが、中川翔子さんはちょっと無理があるのでは(心底余計なお世話) シモンと同年代って公式に書いてあるのだけど、思ったより若いのかな。 てかシモンは何歳なんだろう。
カミナの名前をつい神無と当ててしまいます。かっこいいな!こいつも多分、案外若いんだろうなー。 18とかそのぐらいなんじゃないだろうか。 なんでそんなにシモンを信頼しているのか、多分昔助けられたとか何かのきっかけで彼の強さを知ってるとか、そういうエピソードがあるだろうと思ってるのですが、ちっとも出ないね。それはそれで良し。 父のように兄のように友達のように保護者のように、だけど、決して子ども扱いや格下扱いはしない、侮らない疑わないためらわない、こうと決めたからには、あいつならきっとやり抜くと信じている、何故ならそれが相棒だから! 燃える!
海野つなみの漫画を、結構頻繁に読み返しています。 ストーリーというより、そこに流れる空気や愛着を楽しむ作品だし、意外と読み返すと新しい解釈があって面白い。 私は一つの作品を消化するのに時間と手間がかかるようです。 多分、だから同じ作品を何度も読み返すんだなー。
「回転銀河」シリーズは、淡々としているけどテーマが意外とディープで、初読の時は面白いなーと思ったけどいまいち上手く感想が書けなかった。 今日3・4巻を読み返していて、ああこの作品は「世界と私」の物語なんだなと思いました。 同じ学校を舞台として、シリーズ通して共通の人間関係の中で、毎回違う人を主人公にしてその人の視点で一人称でストーリーが進む。 誰が主人公になるかによって、少しずつ見える世界が違う。 同じエピソードが、違う目線で語られることもある。 海野つなみ作品の中で「世界」というのは広くて大きくて新鮮で美しく、時に残酷で、色々な人や想いを内包する特別な呼び名。 「私」と「世界」が同じぐらいの比重で対峙しているというか、美しいけれど決して優しいばかりではない「世界」に静かに立ち向かう姿。
一つの考え方として、自分が認識しているから世界が存在する、というのがある。 私が知覚しているものだけがあくまで私にとっての「世界」で、そもそも自分が見ていない時に「世界」が存在しているかどうかなんて分からない。 極端に言うと、自分の目の届かない背後が、自分の思っているように存在しているかなんて、わからない。だって見えないのだから。 入ってきた情報が「自分」にぶつかって反射したものが、私の見ている「世界」だと思う。 (だから、知らないものや気づかないものは、自分の世界には映らない。そもそも知覚しないから見えない) 先日会社の先輩が「鏡の法則」という自己啓発本を貸してくれて、苦笑しつつもわりと面白く読んだのですが、(ああなるほどなーという道徳的な話と、他の出版物の宣伝の本でした)その中で書かれていた、世界は自分を映す鏡だというのも、同じことではないかと感じました。
だけど、世の中には確かに自分以外のたくさんの人がいて、色んな形の命があって、単純で複雑なバランスで成り立っていて、その大きな歯車の中で、「私」はほんの些細な、無くても大勢に影響のない小さな存在で。 人間一人ひとり、突き詰めればいくらだって代わりのいる、小さな、でも無視できない有象無象。 「我思う、ゆえに我あり」もいいけど、それじゃ少し寂しいし、不安になる。 小さな悩みと戦っている人は自分一人ではない、誰もが自分の悩みと戦っている、自分は人間という大きな種族の中の一個に過ぎなくて、流れていく続いていくことが大きな使命(種の存続)だけど、そういう儚い存在だからこそ、精一杯楽しんで好きなようにやるしかない。 「北京の蝶のはばたき」という言葉のように、その結果、だれかの人生が世の中を変えることだってあるだろう。 と、考えるほうが私は好きです。 だから、他人の価値観を否定する言動は嫌いだ。 自分と違う人が、自分と違う考え方・価値観を持っているのは当たり前で、それが大事な人の大事なものなら、尊重すべきだ。 もちろん、お前それは駄目だろ!という考え方・価値観もあるし、嫌いな人のソレを尊重する理由を私は持っていませんが。
あーーーーと、うん、何か飛びすぎだし、書きかけ途中で一度席を離れたら何を書くんだったか忘れちゃって、全然文章つながってません。 が、まあ、結構広く色んなことを考えるきっかけになるので、海野つなみは読み返すことの多い作家です。 初読でいまいちーと思っても、後から何度も味わううちに別の見方に気づいたりもする。
うーん今読み返しても何を書いているのかかなり謎な・・・ちゃんと文章書く訓練しとけば良かったなあ。 あれ、何を今更、ってか、何で大学入ったんだろう・・・。
人の数だけ価値観があってものの見方があって、世界があるということに、今でもびっくりする。 だから疲れるけど、興味は尽きない。面白い。 それによって不幸なこともあるけど、だから生身の人と接することに価値がある。 でも新しい人間関係とか、疲れるんだよな。(だめっこ) 人付き合いを大事にする人、交友関係幅広い人ってそれだけでちょっと尊敬する。
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