彼ら樹木はヒトへの恨みなど抱きもせず、ただ遺伝子の命じるままに、子孫を残すべく花粉を撒いているだけなのだろうけれど。Yahoo の都内花粉情報、ここ数日、更新をさぼっているかのようにアイコンが変わらない。毎日のように『(飛散量が)非常に多い』赤色の警報で、花粉ガンガン飛びまくっている模様。目にはさやかに見えねども、黄色な霞が地上1mあたりから上空までを覆っているよーな幻覚が(実際に見えたらそりゃヤバかろう)。 今年は予防が奏功して、例年のようにティッシュペーパーのゴミ山を築くには至ってないけど、それなりに目はムズムズするし鼻も詰まる。一刻も早く花粉の季節終了してさっさと夏にならんかな。そして元気になったなら、毎週のように潜りに行くものを。
職場の4月以降の体制について、ちょっと(かなり)ショックなオフレコ情報を聞く。取り乱してしまいそーになり(ちょっと乱れもした)、いろいろあって、先輩Kさんと話をして、ようやく腹をくくる。 なるよーにしかならない。なるよーになれ! と、半ばナゲヤリ、開き直り。じたばたしたって結果は変わらないだろうからだ。強くなろう。強くあることができるように、信ずるものに祈るだけだ。 受け持ってる部屋のお姉さんS(複数形)が残業するので、必然的にオレも残業。やる気がないから早く帰ってるだけで、時間があるならすべきことはいくらでも発生する。おかげで懸案事項いくつか消化。夜には個人的な予定があったのだが、仕事優先だから仕方ない。本日は中止の旨、電話を入れる。
夕飯も食べずに整骨院。うまく空いてる時間で、すぐに順番が回ってきたラッキー。左肩から背中がひどく凝っていて、ゴリゴリに固くなっている。ふだんは自覚症状を感じないのに、鈍い痛みを覚えるほど。「せっかく少し良くなっていたのに、まるで最初の状態に戻ってしまいましたね」と先生は嘆息。「一進一退でしょうか」とタメイキで返すオレに、「それじゃ進んでないでしょ。せめて『三歩進んで二歩さがる』くらいにしてくださいよ」と先生。 長い時間かけて作られた凝りや痛みは、劇的に治ることはない。治療も時間をかけて、ゆっくりゆっくり、少しずつ快方に向かう(向かわないこともあるかも)。 「いたわってくださいね」という言葉には「いたわってないわけじゃないんですけどねー」と、口には出さずに心の中で返した。
空には輝く半月、猫の瞳のようなレモンイエロー。月齢カレンダーを調べると昨夜が上弦だったのだ。
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