初日 最新 目次 MAIL HOME


りょうちんのひとりごと
りょうちん
MAIL
HOME

My追加

2008年05月01日(木)
Vol.719 春の空は好きですか?

おはようございます。りょうちんです。

日本には明確な四季があって、季節が少しずつ移ろいゆくのを感じることができるのは本当に恵まれていると思う。季節が変わるごとに外の風景も変わり、旬のごちそうをいちばんおいしい時にいただく。ちびっこだった頃はそんなありがたみなんて全然わからなかったけど、今はそういった些細なよろこびを幸せに思えるのだ。だからこそ、人それぞれに最も好きな季節というのが存在するのかもしれない。
着眼点を「空」に限って考えてみたい。春夏秋冬、空はそれぞれ違った顔を持っている。春の空、夏の空、秋の空、冬の空。それぞれを頭の中で良く思い浮かべた上で。あなたはどの季節の空がいちばん好きですか? こんな質問をすると、春の空がいちばん好きだと答える人はほとんどいないんだそうだ。四択なんだから、4人に1人は春の空がいちばん好きだと答えても良さそうなものだが。それはなぜか?
あくまでも俺の推測だが。俺が思うに、春の空は他の季節の空に比べるとあまり特徴がない気がする。例えば、夏の空といえば鋭い太陽の光ともくもくとした入道雲が思い浮かぶし、秋の空といえばきれいな秋晴れの夕焼け空といわし雲が想像できるし、冬の空といえば張り詰めた空気に雲ひとつない透き通るような澄んだ淡い青空がイメージされる。しかし春の空と言われても、なんだか想像するのがなかなか難しいのだ。強いて言えば、春霞と言われるようなぼんやりとしたはっきりしない空を思い浮かべてしまう。これじゃむしろ悪いイメージだ。
野球観戦に行った。天気はこの上なく良くて、雲ひとつない快晴。観戦の合間、空を見上げてみた。するとやっぱりどことなく霞みがかかっていて、雲はないのにどこまでも晴れ渡るきれいな空とは言えなかった。5月の紫外線は強くて、日焼けはすっかりしたのに。今年のゴールデンウィークは、後半もこのまま良いお天気が続くらしい。これを機に、春の空を改めて眺めてみるのはどうだろうか。じっくり空を見上げた上で、あなたは春の空は好きですか?