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2008年07月29日(火) ■ |
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Vol.725 種を蒔く |
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おはようございます。りょうちんです。
最近の俺のマイブームは、種を蒔くこと。夕食の材料として使った野菜や、デザートとして用意した果物から出た種をそっと取り出して、ベランダにあるプランターの土の中に埋めてみる。家庭菜園を楽しんでいるベランダはいろいろな植物がすでにところ狭しと茂っているけれど、その隙間を見つけて手当たり次第に種を蒔いてみるのだ。モモとアンズは冬を越して一度寒さを経験しないと発芽しないらしいので、今はまだ土の中で静かにしているが。オレンジとゴーヤーとメロンは、さっそくかわいい芽を出した。さすがにアボカドだけは数十メートルの巨木になってしまうそうなので、実家に持っていって父に預けることにしたのだが。 芽を出したばかりの新芽は、他の植物と同じように小さいながらも肩を並べてすこぶる順調に育っている。植物は、素直で正直だ。かわいがってあげた分だけ、ちゃんと答えを返してくれる。ついこの前まではイチゴが大豊作だったし、今は食べ頃のシソやシシトウが真夏の風に揺れている。オレンジやゴーヤやメロンも、そのうちおいしい果実がたわわに実るとうれしいなぁと思う。でもきっと、果実ができる前に夏が終わっちゃうかもな。種を蒔くのに最も適している季節は春。こんな暑い盛りに種を蒔いても、大きくなる頃にはすっかり秋になっているはずだ。でもいいや、それで構わない。太陽に向かって背伸びをするように日に日に大きくなる彼らを見ていると、なんだかココロがとても癒されるのだから。 だから、ベランダに腰掛けてこのかわいい植物たちを見ていると、つい時間を忘れてしまうのだ。水をあげたり肥料をあげたり、面倒な世話も楽しくて仕方ない。仕事に行く前の午前中とか仕事が終わってからの深夜とか、ちょっとの時間を見つけては今日はどのくらい大きく成長したかをいちいち確認してしまう俺がいる。 さて。そんな俺の目下の悩みは、すでにベランダが満席だということ。プランターを増やすスペースがもうないため、種を蒔くことも限界に近づいている。ベランダの枠を越えて本格的に農作業ができる場所はないか、実は本気で考え始めている。
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