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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2010年10月14日(木)
Vol.767 面倒くさいなんて

おはようございます。りょうちんです。

「面倒くさいはクソくさいよりたちが悪い!」とは、今は亡き祖母がよく言っていた口癖。けして上品なコトバではないが、億劫がってズルをしてしまったり面倒だと言ってやらなかったりすると、決まって祖母はこの口癖を言って俺を叱った。面倒くさいなんて理由は、自分が怠けたいだけの勝手な言い訳。やるべきことはちゃんと手間と時間をかけてきっちりやらないと、ろくな結果にならない。38年間生きてきて、今は祖母の言っていたことは正しかったと胸を張って言える。そして祖母は俺を叱ったあと、必ず俺をフォローしてくれた。「本当はお前はやれば何でもできる子なんだから、面倒くさいと言ってやらないのはもったいないよ!」と。
しかし残念ながら俺は、元来生まれながらに面倒くさがり屋だと自分でも思う。ズルができるならズルしたいし、楽ができるなら楽したいし、面倒くさいことは省けるなら省けた方が良いと思って今日までやってきた。結果よりも過程が大切な時もあるってことは知っているけど、やっぱり面倒くさいことが少ない方を選んでしまう。祖母が生きていたら、きっとこんな俺を叱責するに違いない。
秋が深まってきたせいか、なんだかこの頃すべてにおいて面倒くさくて仕方ない。朝起きるのも食事の支度をするのも、極端な話、仕事に向かうのさえ億劫だと思うことがある。やらなきゃならないことは山ほどあるのに、できれば何もせずぼーっと一日を過ごしていたいと思ってしまう。要するに気持ちの問題で、こういうのって良くないなとは思いながらも、実はこんな気分は今までにも何度かあったのだ。
だからこそ、こんな時の打開策を俺は知っている。面倒くさいなんて理屈を頭で考える前に、とりあえず先にカラダを動かしてしまえば良いのだ。効率なんてどうでもいい。面倒くさいと考える隙も頭に与えないくらい、とにかく無駄なことでも良いから無理矢理カラダを動かすことで、面倒くさいことも忘れられる。結構無謀だが、そうやって俺は今までを乗り越えてきた。だから今回も大丈夫。祖母はもう叱ってはくれないが、本当は俺はやれば何でもできる子なんだから。