ーセンセイ。…そうやって何度貴方を呼んだだろう貴方はいつも近くて遠い存在だった…図書室を覗いて貴方がいるのを確かめるそれから貴方の名前を呼ぶ最近はいつも呼びかけなくても気づいてくれるね優しく微笑む貴方私も自然と笑顔になる…この限られた空間の中で貴方に恋をするのは苦しいけれど幸せで…この中にいれば貴方は消えてしまわないからいつでも見つけられるから…出たいけれど出たくない狭い狭い檻の中…その中には小さな楽園が在った…