蓮華在水
傷跡|既壊地|未壊地
あなたは唇を重ねない人でした 記憶にあるのは 二人の別れたあの日 最初で最後のキス
…幼い愛でした 憶病な私は 壊れそうなあなたの身体を ただ抱き締めることしか出来ずに その美しい顔にも 恐くて触れることが出来なかった…
でも二人は 確かに愛し合っていた 身体を重ね 体温を感じ 小さな想いを確かめ合っていた
あなたの愛が忘れられない…
今でもまだ あなたに帰りたいと 涙に溺れるのです…
許されるのなら 受け入れてくれるのなら
もう一度 あなたの愛に抱かれたい…
そう想うのです…
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