猫の足跡
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父が、中国出張から戻ってきました。事前に「派手派手しいサンダル(ミュール)と中国茶を買ってきてくれ」と写真入りでリクエストしておいた所、珍しく、ちゃんと購入できておりました。 いやー、オヤヂ様。イイよ!これ、素晴らしい。珍しく120点の評価です。
一足は、赤と金の錦織のような底に、金にイミテーションジュエリーがたくさんついた華奢なサンダル。もう一足は、水色でかかとの高いミュール。スパンコールとビーズで、派手派手の蝶模様が描かれています。とちらも、これからの季節、ジーンズの足元などに最高です。
ただ…。私はナントカの大足なので「Lサイズね!」と念押ししたのが悪かったのか、超Lサイズなのが玉に瑕。どう考えてもこれは25センチだろう…とため息が出てしまいます。もちろん、かかとが少々あまるのを我慢すれば、履けない訳ではないので許容範囲ではありますが。
で、私の喜びように、ニコニコ顔のオヤヂ様。一方、夜叉のような顔をした母親が隣の部屋で聞き耳を立てています。「????」こ、これはヤバイのでは?
「…おかあさんのお土産は?」 「2足のうち、“1足やる”って言ったのに、要らないだのなんだの、文句ばっかり言ってるんだ」
……オヤヂ様。それは、無理というものでしょう。ナントカの大足の私とは違って、身長150センチ未満、日頃21.5センチとかの靴を履いている人に、あのサンダルを与えたら、そりゃ怒るわな…。配慮が足りなすぎます。
で、しょうがないから、中国の訪問先で貰ったチャチな中国人形かなんかを「ほれ、これこれ」とかなんとかいいながら渡そうとして、事態は一段と悪化。
さらに、「なかなか、派手なサンダルなんて売ってなくて、わざわざデパートに行ったんだぞ。そうしたら、結構いい値段するんだよ、こんなサンダルが。お前、これ幾らだかあててみろ」 と、母親の心中をまるで省みず、ご機嫌なオヤヂ様。中国の物価水準からは信じられない、一足3000円だの5000円だのだった模様です。
ここで、母、逆上モードに突入。 「あたしが、こんなに引越しで忙しい思いしてるのに、二人して何も手伝わないで散らかしてばっかり、キイイイ!!!」
ああああああ…。なんであたしまで怒られにゃああかんのかね。
そんなに土産が欲しけりゃあ、ちゃんとリクエストしとけば良かったのに(というより、リクエストしないと買ってきたためしがないし、しても買ってくることは稀なのは、もう十分承知のはずなのにねぇ)。
というわけで、その後の事態収拾に非常に大変な思いをした週末でございました。あ〜疲れた。
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