猫の足跡
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2002年08月05日(月) 室内熱中症による脱水症状だった


 朝、目が覚めると、まだまだ頭が痛い。がんがんする。
 水飲むと気持ち悪くて吐いちゃう。スポーツドリンクでも駄目。

 とりあえず、同僚にメールして、休むことにして、また布団でぐだぐだする。
 なんでこんなに治らないんだろう。
 頭痛薬を飲んでみると少し良いような気もするけれど、やっぱり全然だめ。

 社会復帰に向けて、2時間おきくらいに起き上がってTVを見たり、メールチェックをしたりするけれど、15分と耐えられない。なんだか体温調節もできなくなってきた気がする。

 これじゃあ、明日も会社にいけないかも…っていうより、このまま水も飲めないでいると、まずいかもしれない。だって、頭痛、吐き気、体温調節できないって完全な脱水症状だもの。

 本格的どうにかしなきゃ、と思い始めたのは午後8時。冷蔵庫の飲み物も底をついたし、明日もこの調子で寝ていてもこれは治りそうもない。下手すりゃ今晩寝て、明日起きたら…がなくて死んでるかもしれない。しょうがない、点滴一発いれてもらうか…。

 必死に起き上がってネットで夜間診療をやってる医者を調べて、症状を話しました。「内科の先生いますからどうぞ来て下さい」看護婦さんのやさしい声に、「すみません〜〜」とタクシー1メーターに乗って出かけました。出てきたのは30代半ばのベテラン看護婦さん。症状と経過を確認して、先生向けにカルテを用意してくれます。もう、その姿を見ただけで治った気がするのは絶対に気のせいです。
 出てきた先生は、明らかに夜間アルバイトの研修医。若いし、その病院のこと(どんな薬があるかとか)全然知らないし。まあ、応対や診断はちゃんとしてて、好感が持てましたけど。
 
 当然、わかってた診断は「脱水症状ですね。いわゆる室内熱中症になってます。あと、食べないで吐いてばっかりだから胃が荒れちゃってると思いますから、胃腸薬出しておきます」。
 …先生、ごめんなさい。こんな大したことない「自業自得病」で夜間診療していただいて。反省してますが、明日会社に行きたかったんです。

 と、更にやさしいお言葉。「水分補給、自分でできますか? すぐ吐いちゃうようでしたら、点滴しますけど」
 一も二もなく飛びついて、1時間半ほどかけて点滴してもらいました。看護婦さんと先生は、「病棟の診療もあるんで、なんかあったらナースコールしてください」って出てっちゃって、誰もいなくなった夜の診療室ってなんか不思議。「今まで点滴の経験ありますか」「子供の頃、さんざんお世話になりました」というセリフが悪かったのか、以後、全く無視されて、点滴液がなくなっても誰も来ない。仕方ないから、ギリギリまで待って自分で点滴止めて「点滴終わりました」とナースコールしました。これ、ベテラン患者しかできないぞ…。

 えーと、で、点滴終了段階では、まだ頭痛は残っていましたが、何とか歩いて家に帰ることができるまでに回復。そして、家に帰ってからは、効果覿面、洗濯して、ちょっぴり仕事もできるようになりました。当然、頭痛も吐き気も消えて、水分や栄養補給もばっちり!

 まるで野生動物のようだなあ。自分って。薬与えるとケロリンパって治っちゃうんだから。確かに脱水症状だから点滴一発で治るだろうとは思ってたけど、こんなんだったら、昨日のうちに病院に行っておけば良かった。


キューピー |MAIL