猫の足跡
一覧過去へ未来へ


2002年08月22日(木) 270円×2、440円×10、1040円×1…

 ことの発端は今年の5月。12月新体制移行の仕事について打診をいただいたところからになるのでしょうか。

 通常だと、十分な期間のように思える仕事ですが、相手は某お役所。

 普通の民間企業なら1ヵ月で終わらせる事務処理の話だけで、「いや〜うちは色々あるので3ヵ月は必要です」って言うような輩。そのペースで逆算すると9月の頭までには納品できていないといけないということになります。おまけに、普通なら先にあるべき「設計方針」はこれから決める…とのこと。
 同行した同僚と思わず視線で「こりゃ無理だね」と愛…じゃなくて意思を確認しあったのはいうまでもありませんでした。

 普通だったら(普通が続くところがこの件の異常さを物語っているなぁ)、断ってしまう案件なのですが、一応、役所がらみの仕事なので、断るのもまずいかなぁっていう保身と、一度受けちゃえば、あとは美味しいという野心があって、「スケジュール的に全体入れるのは無理だから、一部だけ今期やって、あとは来年度にしましょう」っていう提案をしたわけです。当然、一部だけやるといってもスケジュールが厳しいのは変わらないので、「大至急、所内の体制をまとめて、着手しないと間に合いませんからどうぞよろしく」と言ったのに…。
 いつまでたってもお返事が無いので、同僚と二人「これは、ぽしゃったね。ラッキー!」と通常であれば「その後ご検討はいかがですか」と営業電話かけることもせず、地中深く埋めて、なかったことにしてから数ヶ月…。

 地雷が爆発しちゃいました。

 いけしゃあしゃあと「前にお見積もりいただいた件ですが、予算確保できる見通しになりましたので、お願いしたいと思いまして、ただ、最近の情勢上、ズイケイが困難ですので一応入札という形をとりますので、もう一度企画提案をお願いしたいんですが、それに際しては、統一の仕様書を各社に提示しますので、一応御社にお願いしたいと思っていますから、仕様書を一つ提示いただきたいんですが…。他の会社にはそれに沿って企画するように言いますから」

 あ、あの…ズイケイってナンでしょうか?仕様書ってウチは道路工事の会社じゃないので、仕様とか成果物とかそういうものはないんですけど…。

 とはいえ、以前にも某なんたら事業団とかなんたらかんたらという役所系のところと仕事した時の嫌な記憶をさらって、「ズイケイ」=「随意契約」=「オープンに競争させずに、役所側から一企業を指名して発注すること」だったか、「仕様書」=ああ、なんか適当に納品日とかスケジュールとか成果物(○○規定一式とか○○マニュアル一式)とか書いておけばいい意味の無い代物だったなあ、とか思い出しましたよ。

 だが、その前に、重要なことを忘れてませんか?役人さん。

 「同じ条件なら、スケジュール上、9月納品は無理です。前の提案の時にもぎりぎりで設定したのはご記憶のとおりですので、これからやるなら、最低3ヵ月は納期を後ろに伸ばしていただかないと受けることは出来ません」と言い放つと、「うぐぐ」という反応があって、「そうですか、じゃ、ちょっと検討させてください」と引き下がったと思うと、2分後に「検討の結果、半年延ばすことにしました」

 キミ達、ホントに検討したのかい!?@*+|¥%&#!?

 で、今更仕様書のフォームを作れだってさ。大至急。

 ええ、作りましたとも、こちとら弱小財団ですから。で、来週、それに沿った企画書持って再度4社でプレゼンですって。一応の出来レースしなきゃいけないんですって。うちはまだしも、当て馬にされる他3社はホント酷い目にあわされてることになりますよね。
 そんなことに時間とるより、さっさと着手したほうがいいと思うんだけどな。この給料(税金)泥棒。

 役人はみんな死んでしまえ!!!あたしはさっさと仕事終えて今日は会社の馬好きでTCKなんだよぉ!!!!!

 そんなこんなで若干遅刻しましたが、大井競馬場にダッシュで参戦。
 電話で連絡取り合って集合することになっていたのだけれど、なんとなく、パドックとスタンドの間くらいの発売所で会えるんじゃないかな〜と思っていたら、本当に見つけちゃいました!会社のメンバー(IGさん、IMくん、SHさん、KWくん)。「あたしってば、今日はツいてるかも!」と思ったのが良くなかったのかしら。

 5レースやって、当たったのは440円×10口だけ…とほほ。

 他のメンバーも270円×2口、1040円×1口のみ…ショボイ、ショボ過ぎる。

 社会人なら、30過ぎた男なら、せめて500円単位で買ってほしいなあ。でなかったら200円総流しで当てまくるとかさぁ…。うちの会社、所詮、お堅い財団だから小心者が多いということが良く分かりました。10倍以下の馬券に100円単位で賭けるんだもん。
 まあ、人それぞれですから。こういうことは…でもさ。

 というわけで、帰りの飲み会は、悲しく浜松町の安居酒屋。リベンジを誓うメンバー諸氏でございました。「次は天王洲のフレンチだ〜もっと頑張ったら、そのまま飛行機乗ってすすきの豪遊だ〜」と皆さん息巻いていましたが、だとしたら馬券の買い方変えなきゃね…。 


キューピー |MAIL