| 2003年06月10日(火) |
バッテリー〜�供燭△気里△弔� |
++ 野球をするために生まれてきた天才児、原田巧。誰より速い球と、誰より恵まれた才能を持つ巧。小学校を卒業し、父親の転勤で引っ越してきた町で巧は、彼にとって最高のキャッチャー永倉豪に巡り会う。お互いがお互いしかないと認めたとき、バッテリーとなった。 ++ とうとう手を出してしまったシリーズ。 読んですぐに思ったのが、ほんとにきみたちは中学生(この巻では小学校を卒業した春休み)ですか?12〜13歳ってこんな感じでしたっけ?そしてこの年頃の子の親ってこんなに「勉強、勉強」って言うものだったかなぁ。イマドキはそうなのかもしれませんけど。 このシリーズの主人公巧、プライドが高くって、野球というか自分がいい球を投げるっていうこと以外には本当に不器用で、しかも興味がないようです。 彼が今後、中学校の中で生活していけるのか心配です。 もうひとつ気になるのが、巧の弟青波くん。2000g以下で生まれ、成長してからもさまざまな病気を繰り返してきた青波。巧は母親に守られて育ってきた青波に微妙な感情(嫌いなわけではないような…)をもっているようです。でもって、青波くんは野球をやっているお兄ちゃんが大好きで、自分も野球を始める。 大人たちが手をやく巧をうまくかわしている青波くん、最強キャラの予感。
「キャッチャーは女房役っていうじゃろ。おまえのこと心配してんだ」 「バッテリーを組んだらの話だろ」 「組むさ。決まっとるじゃろ」
あさのあつこ:バッテリー,p.68,教育画劇.
++ 中学校に入学した巧と豪。しかし、野球部には徹底した生徒指導(という名の管理)をする野球部監督戸村と、巧の才能と自信に反発する上級生がいた。巧は理不尽な指導・命令を振り切り、自分の道を守るためにマウンドに立つ。 ++ 予想どおり、中学校でもめています。 中学校の部活動って、今思えばがちがちでした。いろいろ制限があって、上下関係が厳しくて、顧問が理不尽かつ怖くって。高校に入ったら、部活って楽しいものなんだ、と思った覚えが。 今回はかなり痛いです。巧が痛いめにあっているから、っていうのもあるんですけど、それ以上にそのやり方が汚いから。中学生ってこんなに陰湿だっけ?しかも男の子が。 自信にあふれ平気で顧問にたて突く巧の存在が、今まで顧問の下で抑圧されてきた展西たち(野球部3年生)には我慢できなかったんでしょうけどね。その巧への感情がこんなに大きかったってことは、それだけ抑圧も大きかったってことですよね、きっと。 さてさて、こんな大問題を起こした野球部の存続はいかに。そして、巧と豪のバッテリーはどうなっていくのでしょうか。
「(略)もっと楽にさ、素直に信じてますって言えないわけ」 「楽に言えるようなことかよ。けど、信じる。おれがキャッチャーでおるかぎりは、絶対信じる。じゃけん、マウンドからいなくなったりするな」
あさのあつこ:バッテリー�供�p.213,教育画劇.
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