『たけぐせの随・弐』

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2005年12月18日(日) 「気持ちの良い、ある一日」

12月17日。

11:00より、東京オペラシティギャラリーへ。
個展中に友人に薦められた「シュテファン・バルケンホール」を見に。

「シュテファン・バルケンホール」。
感銘を受けました。特に立体。
普段よりいろんな作品に対し感動の薄い(?)わたしにとって、
こんな言葉が出ると言うことは、かなりのもので。
くだらん言葉を並べあげるより、イイモノだ、と感じました。

個展が終わり、自分の作品に対して様々なことを考えていたこの時期に、
まさに必要な時に必要なものを見た感じでした。
「あぁ・・これは・・・」なんて、つぶやきつつ。

靄を晴らす重要な視点をひとつ得て、ギャラリーを後に。

オペラシティの近くのカフェで知人が展示をしているので、そこへ。
13:00からだったので、初台を散策。

カフェにてカプチーノを頂き、まったり読書。

原宿に用事があったので、ぼちぼち席を立ち、
新宿まで歩こうとてくてくと。

途中代々木公園の表示を見付け、ふらっと曲がってみる。
横断歩道を渡る時、ずっ〜とこちらを見ていた、女性が抱えた犬っころ。
休日の世間に働く作業員の、モスグリーンのかっこいい作業着。
胸下くらいから鏡張りのビル。
代々木公園の公園らしからぬ門。
いろんなもんを眺めつつ、なにやら歩くのが楽しくなってた。

代々木公園到着。
小道の脇に茂る木々。
強風に舞い落ちる大量の落ち葉。
おもむろに手をあげ掴む仕種をすると、
その一葉が手のひらに・・・
映画のようなワンシーン(笑)を体験。

明治神宮に入る。
大量のすのこ状の木製パネルを積んだ4tトラック。
かたわらでは、慣れた手付きで次々にU字溝に蓋をしていくおっちゃん等。
みんな何しに来るのかな、ってな人波。
ざっくざっくと砂利道を蹴りあげ。

原宿到着。
さくっと用事をすませ、OPAギャラリーへ向かう。
こちらでも熟練のイラストレーターさんの技?を堪能。
もうお腹いっぱい。

表参道駅のEchikaの人込みにうんざりしつつ、
長々と歩いた足の、気持ちの良い疲れを感じる。



清々しいというと少し語弊があるが、
こんなに気持ちの良い日を過ごせたのはいつ以来か・・・。
時間を気にしない時間。

こんな一日を大切にしたい。


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