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■ たまには真面目に語ってみたりするがまとまりも無く。
たまには真面目に小説を語ってみる。
体験したことも無いことを書くのは難しい。 だから、ファンタジー小説を生き生きと書ける人は尊敬する。 ドラゴンなんて会ったこともないし、本物の剣だって触ったことも見たことも無い。旅をしたことも野宿をしたことも無い。 そして現代小説にしたって、実際に体験しないと分からないものだってたくさんある。 例えば、異性の感情と行動。自分とは違う人間の思考。 親との死別。人を殺した時どう感じるのか、など。 けれどそんな事を言っているとキリが無いから、想像で賄って物語を作る。 そこで書き手としての力量が表われるんだろうなと思う。
親を亡くした友達が言った事がある。 「所詮、同じ目にあった人にしか気持ちは分からないんだよ」と。 その人の前で「幸い」と言っていいのかは分からないが、私の両親は健在だ。 確かに私には分からない。 早くに親を亡くした人たちがどういう気持ちで毎日生きてきたのか。 その言葉を聞いた時、突っ張ねられたような気がして少し寂しいと思ったが、仕方が無いだろう。
時々考える。 自分が作る話の中で人の命を消す時、こういう話を書くことで自分は何がしたいのかな、と。
2002年06月09日(日)
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