フライングペンギンダイアリー
夏心からり



   刺激

 日常のなんでもないことにふっと創作意欲をかきたてられることもありますが、それはそんなに激しいものじゃありません。
 ものすごく穏やかに、ゆっくり舞い降りてきます。
 じゃあ逆に、激しく創作意欲が刺激されるのはというと、それは他の誰かの創作に感銘を受けた時です。
 オンライン小説に始まり、小説、映画、絵画、漫画、音楽などなど。
「おおっ、スゴイ! 私もこんなスゴイものをつくってみたい!」
 って強く思います。
 あまりにスゴ過ぎて「うわー……私とは全然違う世界の人だなぁ」とか思っちゃうこともありますが、いい刺激をもらっていると思ってます。
 私の場合、このサイトを持ってその機会が増えました。
 自分のアンテナが広がったとでも言いましょうか。
 それは得をしたなと思ってます。

 そんなわけで、今日私の創作意欲をビシバシ刺激したもの。
 今年の第75回アカデミー賞にノミネートされていた短編アニメーション「The Cathedral」(トメク・バージンスキー監督)です。
 たまたまテレビでやっていたのを見ました。
 カセドラルとは聖拝堂のことで、地の果てにたどり着いた巡礼者の神秘的な体験を描いた作品です。
 乾燥した大地の果てに聳え立つ大聖堂。みすぼらしい服を着て、杖を片手にした旅人。
 たった6分ほどの台詞すらない短い話なのでこれ以上はネタバレを控えて語れませんが、もうスゴイの一言でした。
 原作はポーランドの小説だそうで、機会があったらその小説を読みたいなーと思っております。

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「風の翼」改装状況。ようやく半分といったところです。
 誤字脱字はおろか、ワケわからん表現も結構あってお恥ずかしい限りです……
 でも予定通り四月中旬には公開&連載が再開できそうです。
 白黒から一変して、かなりシックな作りになってます。
 お楽しみに!(意訳:見捨てないで〜)


2003年04月05日(土)
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