フライングペンギンダイアリー
夏心からり



   けぶる桜

 桜が咲き誇る、春の公園。
 春霞でけぶっているのかと思ったら、焼肉の煙でした(笑)
 いや、ほんとにそこだけ霞んでるんですよ。

 てなわけで、お花見に行ってきました。
 うちの近所はちょっと桜のピークが過ぎてます。ちらほらと緑がかってますから。
 それでも充分にきれいでした。
 桜が咲くと、遠くの山の一部や川辺の公園なんかがピンク色になって、「ああ春だな〜」って思います。
 枝いっぱいに咲いている桜も好きなんですが、風が吹いてきて桜の花びらが一斉にさああって流れていくのを見るのが大好きです。紅葉もしかり。
 なんであんなにきれいなんだろー……

 でも、ああいう光景を見て「きれいだなー」って思うのって、人間だけなのかもしれないですね。
 生きていく上で絶対必要なものではないわけですから。特に鳥や獣や虫にとっては。
 それでも世の中には綺麗なものがいっぱいいっぱいあって、それを綺麗だって感じるのが人間だけだとしたら、なんていうかこう……自然の偉大さを感じますね(そうか?)

 私が好きな歌の歌詞で
「この世に生まれた生き物たちで 花をみつめて微笑んだのは 人間だから」
「夜空の星のひとつひとつに きれいな名前をつけたのは 人間だから」
 っていうのがあります。
 だから今日みたいにきれいなものを見て「きれいだなー」と思った時は、人間でよかったなーとちょっと思ったりします。

 ううーん、昨日といい今日といい、どうしたんだろう私。
 春になってちょっと感傷的(センチメンタル)?(笑)
 下とのギャップにビックリだよもう。

 ◇◆◇

 ものすごく壮大なスケールの夢を見たんですが、起きたら忘れてました。
 あああもったいない!
 これは絶対小説に使えるとか思ってたのに!(そんなこと夢の中で考えるな)

 夢って、具体的なことはすっかり忘れていても雰囲気だけは覚えていたりしません?
 今回私はスケールの大きさしか覚えてませんが(笑)
 よく分かんないけどむちゃくちゃ怖かった!とか、なんか暖かい夢だったなー……とか。
 それによって、その日の始まり方がちょっと変わってきたり。気分的に。


2003年04月06日(日)
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