2002年07月18日(木) |
小野リサちゃんの新譜 |
あああ、衝動買いしてしもた! いつも利用してるCDビデオレンタル&ゲームCDセルのお店で、借りてたCDを返しに行って、ついでにCD売り場を覗いたのが運の尽き。 先週出たリサちゃんの新譜が並んでいたので、考える間もなく買ってしまいました。そこのお店は会員になると、定価の一割引きで売ってくれるので、まあいいか<衝動買い。 今回のリサちゃんの新譜は「Questa Bossa Mia」。どういう意味なのかは分かりませんσ(^◇^;)。 コンセプトはイタリア。イタリアンなポップスをボサ風味でお届けって感じですね〜!勿論ボラーレも入ってました。ホホホ。カンターレ! 心優しくなれるアルバムです。やっぱりリサちゃんがママになるからなのか、柔らかい毛布のような、そんな感じ。
で、借りてたCDですけんど、オレンジ・ペコーの「Organic Plastic Music」です。有機質的造形的音楽??うーん、訳分からん(^^)。 ブラジリアンでジャジーだけど、デジタルなポップで夏にお勧めの一枚です。ボーカルの長島さんが書く詞のセンスが独特で好きだ! ああああ、毎日音楽三昧でいいんでしょうか?もう幸せ〜〜。ヒュルリラ〜。
と、福永武彦の「草の花」を読了。 鮮烈な青春物でした。主人公の汐見が放出する愛が痛くて、哀しいのでございます。 あらすじは要約すると、汐見は高校時代(花の旧制さ!)、後輩の美少年、藤木忍を愛するけど拒絶される。数年後、藤木は敗血症で死亡。その代わりのように、今度は藤木の妹に愛を捧げるけど、やっぱり振られる汐見。終戦後、復員した汐見は結核にかかり、愛した忍の後を追うように、成功率の低い手術に自ら志願し、死んでいく。語り手(汐見と同室の患者。名前は出て来ない)は藤木の妹(別の人と結婚している)に手紙を送り、藤木妹からの返信には、「汐見さんが本当に愛していたのは兄だけでした」と書かれていた…。 やっぱり妹さんは、自分が兄の身代わりだって分かってたんだね。それも悲しいっすよ。 静謐で美しい文章で進んで行くけど、熱い塊って感じでしたワ。特に汐見の手記の部分は。その上とってもインテリゲンチャなの、汐見って。相手を理想化し過ぎて、求愛を拒絶されたのかな。 その後、福永武彦のご子息の池澤夏樹の「スティル・ライフ」を読み直したけど、親子でも全く違う個性なんすよね、って当たり前か。SFっぽいのよね。それから、やっぱり「スティル・ライフ」の二人の男性をアヤシイと思ったアタクシの勘は間違っていなかった(^^)!やほい系BBSで同じような意見を見ました。ホホホホ♪ 蛇足ですけんど、声優の池澤春奈さんが池澤夏樹の娘と知ってびっくりでしたよん。もう何でもありの時代よねん。
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