熱帯マンゴー日記

2007年07月27日(金) 江戸庶民風俗図絵

何か久々に単価の高い本を買った。
っつっても1300円だけど。
中公文庫の江戸庶民風俗図絵ってのです。
本屋に並んで所を迷わず取ってレジに行ったっすよ。

江戸時代(主に化政〜幕末)の庶民の風俗図を集めた本です。
その時代の錦絵とかをマンマ載せてるのではなく、著者の三谷一馬氏が綺麗な線で模写してるので、画面もすっきりしてて、多分原画よりも見易いと思うです。
着物一つ取っても職業によって細かいしきたりがあったり、何つうか江戸文化ってのは奥が深過ぎです。
(まっ、いかにTVの時代劇が適当って事よね〜)

昔の生活って電気がない分、ほんと色々な面で手間隙掛かってたのよね。
まあ、当時の人はそれが当たり前だったんだけど。
21世紀から見たら、江戸時代はやっぱりファンタジーだ。
凡例の絵の中にたまーに美青年が混じってたりして楽しかったです。
女性絵の率のが多かったけど。
男の職業の中にさりげなく「男娼」があったりして、うほほっ、その辺りはジャパンクオリティだなあと、感心感心。
(日本の裏の歴史は男の色の歴史!)


この江戸絵シリーズはオイラは他に吉原のしか持ってないけど、職人絵とか商売絵とかもあるんで、時代物を書く人には資料的にもお勧めらしいっすよ。
ワシも欲しいけど、金が…、ね(^^;。


 < 過去  INDEX  未来 >


シグロMio

My追加