何か久々に単価の高い本を買った。 っつっても1300円だけど。 中公文庫の江戸庶民風俗図絵ってのです。 本屋に並んで所を迷わず取ってレジに行ったっすよ。
江戸時代(主に化政〜幕末)の庶民の風俗図を集めた本です。 その時代の錦絵とかをマンマ載せてるのではなく、著者の三谷一馬氏が綺麗な線で模写してるので、画面もすっきりしてて、多分原画よりも見易いと思うです。 着物一つ取っても職業によって細かいしきたりがあったり、何つうか江戸文化ってのは奥が深過ぎです。 (まっ、いかにTVの時代劇が適当って事よね〜)
昔の生活って電気がない分、ほんと色々な面で手間隙掛かってたのよね。 まあ、当時の人はそれが当たり前だったんだけど。 21世紀から見たら、江戸時代はやっぱりファンタジーだ。 凡例の絵の中にたまーに美青年が混じってたりして楽しかったです。 女性絵の率のが多かったけど。 男の職業の中にさりげなく「男娼」があったりして、うほほっ、その辺りはジャパンクオリティだなあと、感心感心。 (日本の裏の歴史は男の色の歴史!)
この江戸絵シリーズはオイラは他に吉原のしか持ってないけど、職人絵とか商売絵とかもあるんで、時代物を書く人には資料的にもお勧めらしいっすよ。 ワシも欲しいけど、金が…、ね(^^;。
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