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■ 空っぽの窓
昨日、仕事から帰ってくるときにふと気づいたのだが、隣人が引っ越していた。 何度か顔を合わせたことがあったけれど、気の弱そうなサラリーマンだった。 ずっと前からいなかった気もするし、つい昨日までいた気もする。
とても静かに生活する人で、生活音(洗濯機の音とか、クローゼットを開ける 音など)が全く聞こえなかった。彼が住んでいたのは、ちょうど角部屋だった ので仕事から帰ってくるとカーテンの開閉や薄明かりが点灯しているかで 在/不在を確認できた。窓から見える部屋はいつも整頓されていた。 でも今見えるのは、空っぽの白い天井だけ。 家主のいない、白い箱。
すごく不思議な気分だった。 こんなふうにして、人はあっけなく存在を消してしまうのだろうか。 元隣人がどこかで幸せにのほほんと暮らしていることを願おう。
2001年06月26日(火)
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