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■ 庶民芸能?初歌舞伎座初体験
行って参りました。 銀座のど真ん中に建立せし、あの近くて遠い世界、歌舞伎座へ。
・・・魂、抜かれています。
演目は、 曹洞宗の本山、永平寺の道元の生きざまについて書き下ろした『道元の月』 舞踏六歌仙から、洒落を効かせた色恋話を軽快な踊りで表現した『文屋』 江戸時代の庶民の生活を垣間見れる人情股旅の芝居『一本刀土俵入り』 仁左衛門と玉三郎の妖艶な舞踏がヨダレものの『二人椀久』
この玉三郎、女性よりもずっと女っぽい。色っぽい。艶っぽい。 どうして小首をちょこんとかしげるだけで、あんなにフェロモンが ばばーっと放出されるのか。男じゃなくとも、ころりとハートを掴まれますよ。 ふたりの息のぴったり合った舞いの美しさに、ただただ魅せられましたとさ。
それにしても、敷居の高さに怯えていた歌舞伎座でしたが、 比較的安価のチケットが手に入る3階席はとても長閑で、 お昼時にはみんな持参したお弁当を広げて好き勝手にやっている。 なーんだ、居心地いいじゃん。楽しいじゃん。歌に舞いに伎楽に。
なんだか魂が洗浄されたみたいにスッキリしています。 ぽっこり空いた時間と金の使い道、考え直してみるべし。
2002年03月24日(日)
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