月のシズク
mamico



 バックステージ・メモ

・・・すみません。少し気絶しておりましたが、なんとか復活。
この激動の一週間、個人的な覚え書きとして、以下記述いたします。ハイ。

■July 4th <<東京公演>>
アメリカ独立記念日。生粋のアメリカ人リンダおばさんのTシャツの胸には
きらびやかな星条旗。東京二日目、外は灼熱地獄。オペラシティでの東京公演日。
「タケミツトオル・メモリアル・ホール」の客席からリハをのぞき見る。ナイスな音響。
本番中は表でパンフ配り、裏で音楽監督の指示通訳、トラックの積み込みなど
多種多様な雑用に身を粉にする。終演後、15台タクシーに出演者を次々と詰め込み
代々木へ搬送。バゲコレの手配、翌日のスケジュール確認など終え、西新宿のホテ
ルに帰ったのが深夜1時近く。スタッフで最上階のバーでビールをあおる。
疲労困憊。明日は5時半起き。

■July 5th <<京都公演>>
朝食も摂らず代々木の宿泊施設へ移動。寝坊している生徒たちを片っ端からモーニ
ングコールでたたき起こす。容赦なし。バスで東京駅へ移動、新幹線に押し込む。
京都は、悪質なビニルハウスの中にいるような高温多湿ぶり。みなで溶ける。
ノートルダム女子大学の講堂で本番。フル回転で冷房をつけてもらうが、出演者
は盆地特有の暑さにぐったり。しかしいつもと変わらぬ素晴らしい演奏ぶり。
終演後、ホテルの最上階"Top of Kyoto"という名の回転レストランでパーティ。
ずるずると低速で回る風景にやや気分が悪くなるが、最終日のどんちゃん騒ぎが
楽しい。たくさんのヒトと記念撮影とハグをする。素晴らしい体験に感謝。
パッキングを済まし、未明に就寝。

■July 6th HA'MON 本番
7時半発の新幹線に乗り込むべく、関西空港組のガイジンたちを京都駅までアテンド。
移動中は死んだように眠り、正午頃に帰宅。チェロを担いで中央線に戻る。
リハ→本番はさすがに緊張感があり、まずまずの演奏でステージを降りる。
カメラマンのREIくんが「こんなとこで何してんの?」と声をかけてくる。
スタッフのカイノショウさんも「こんなとこで何やってんの?」と同じ台詞。
ははは。そんな場違いでしょうか。・・・でしょうな、とチカラなく笑ってみる。
終演後、打ち上げをご遠慮して、ココロの友、yukkoとタケとで焼き肉を喰らう。
瀕死状態のアタシを自宅まで搬送してもらう。サンクス、友たちよ。

■July 7th <<三回忌>>
またしても4時起き。というか、ほとんど寝ていない。吉祥寺からリムジンバスで
羽田へ移動。今日は祖父の三回忌、ちなみに七夕さんやねぇ。移動中はとにかく眠る。
とどこおりなく法事が終わり、日本料理屋で宴が催される。さすがは日本海の幸。
うまし。うまし。たがしかし、本格的な夏の暑さに焼身寸前。祖父の夢をみる。
足を軽くひきずりながら歩く足音が背後から聞こえた。あれは祖父の歩く音だろう。
金縛りに遭う。金縛りとは、身体が眠っている状態で、精神が覚醒しているときに
起こる状態なのだろう。叫ぼうとしても声がでなかったが、すべて憶えている。

■July 8th <<自宅へ帰還>>
とにかく眠り続け、夕方の便で東京へ帰還。羽田でコーヒーをずるずると飲んでいた
ところに、友からメール。なんと今月末の名古屋でのライブが当たったという。
ひとり小躍り。日帰りの強攻策。前日に京都で学会発表をし終えたうちのセンセも
合流するという。なんだか激しい夏の予感。自宅に帰宅。部屋の内部は荒れ放題。

■July 9th <<ふたたびパッキング>>
実は11日からジャマイカ/N.Yへ行くのです。(笑)
実家からトランクを持ち帰り、3週間ホテル生活した小型トランクから荷物移動。
赤道直下の紫外線に恐れながら、ドラックストアで日用品のお買い物。
セール中のショップをのぞき、バカンス用のぴらぴらワンピもお買いあげ。
やや円高傾向にあるのが、せめてもの救い。

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・・・すんげぇ長い日記。"What for?"なんて言わないでね。
ということで、またしても旅に出ます。ので、しばらく不在にします。
もしかしたら、どこかでこっそり実況中継始めるかも(笑)。

夏始動。みなさまも体調にはお気をつけください。
チャーオ☆


2002年07月09日(火)
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