 |
 |
■■■
■■
■ 「恋とは堕ちるもの」
「恋とは、落とすものでも、落とされるものでもなく、堕ちるもの」
おぼろ豆腐と串焼き、それに冷酒が美味しい吉祥寺のダイニングで食事を していたとき、不意に隣からそんなことを言われて、どきっとした。 どきっとしたのは、もちろん口説かれていると早合点したからとか そういうことではない。反発しながらも、結構素直に「そだよな」と 同意を感じてしまったから。
計算高く恋愛戦に挑むのは、そ奴が既にどこかの時点で「恋に堕ちて」 しまった相手との位置関係を、確固たるものとする為だろうし、 「なんかカレに落とされちゃった」といぢらしく恋の罠にはまったように 公言するのも、ジブンがあっけなく堕ちてしまった事実をしおらしく隠蔽する ためだろう。なんだかんだ言っても、恋は理屈じゃないらしい。
メンタルとは無関係な場所で、人は不意打ちを喰らうように恋に堕ちる。 支えるものもなく、加速度的に落下するので、そのスピードは凄まじい。 そして、自分でも操作不能になるらしい。ほほう。堕ちてみたいものです。
2002年07月26日(金)
|
|
 |