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『でかたんみみたんぽんたん』
長い夜が終わり、朝になった。
娘が起きたので、朝ごはんを食べさせてるときに。
高島平から歩いて帰ってきた、と、とーちゃんが帰宅。
一日会ってないだけなのに、ずいぶん久しぶりのような気がしてさ。
このまま寝てもらいたかったけど、ワタシは病院に行かなくちゃいけなくて。
8時すぎに家を出て、病院まで連れて行ってもらいました。
手術は、麻酔をしたので、気がついたら終わっていたよ。
ものすごい睡魔と腹痛をのぞいては、何も変わってなくて。
待合室で二人が待っていてくれた。
ベッドで寝ている間も何度も揺れて、怖かったよ。
日本中が悲しみにくれる日、ワタシもまた別の悲しみを味わいました。
「外の世界を見せてあげられなくて、ごめんね」
家に帰って、とにかくひたすら寝て。
夕方には、ピアノの調律に来てたけど、まったく応対できなくて。
とーちゃんに全部まかせっきりでした。
テレビをつけて、被害の大きさに驚くばかりで。
自分の体調も意識も精神状態も普通じゃないから何も考えられなかったけど、
この先、生活どうなっちゃうんだろうなぁ、って不安ばかりが大きくなってしまって。
夜、幼稚園の連絡網で、
18日の修了式まで自由登園です。って。
バスがね、橋を越えられないみたいで。ガソリンもなくて。
うちの車は先週満タン入れたからとりあえず安心だけど。
なんか…いろいろ変わってしまう気がする。