ある語学講師の話をしよう。
彼は米国籍のれっきとしたアメリカ人。 本来の専門は社会言語学なのだが、外国人講師の常として英語も担当している。 身長2m弱、口髭をたくわえ常にスマイル&スマイルという、いわゆる完璧な「外人さん」である。 外見は。
コージ苑の在籍する研究科での彼の講座名は「外書講読」。 要するに英語の文章読んであれこれ議論する時間である。 英語の授業であるからには当然講義中の使用言語は英語となる。
しかし。
この先生、どうやら日本に対してそれなりの愛情を持っているらしく、 彼の日本語は既に第二の母国語と化している。 どの位すごいかというと、講義中にある問題についてコメントをする際、
「This problem ....... individuallyだと思うんだよね、よくわかんないけど」 (註:今日数えたところ、75分授業でこのフレーズ5回使用。口癖と見た。)
コージ苑も日本語教師の卵の端くれとして、 日本語をここまで流暢に操られると我が子に嫁が来たかの様な嬉しさを感じる。 なにがすごいってウケ狙いでもなんでもなく、素で出てくる事がすごい。 しかし、はっきり言ってこれを聞く度言い様のない脱力感を覚えるコージ苑である。
ねえ先生英語喋ろうよ、よくわかんないけど。
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