「求む、日本酒師匠!」の呼びかけに大学時代の友人酔卯さんが答えてくださった。 なんとエキスパートは案外身近にいたのであった。
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週2で教えている台湾人の奥様は、生後6ヶ月の赤ん坊を連れて教室にやってくる。 子供の名前はジェイソン君。 台湾の人に多いのだが、中国語の名前とは別に英語名をもっているのだ。 ちなみにお姉ちゃんの名前はオードリー。大きく出たものである。 (でもメロメロにかわいいんだなー)
このジェイソン君だが、いつでもご機嫌で人を見るとへらっと笑う。 民族の違いか、やはり見慣れた日本人の赤ん坊とは多少異なった顔立ちをしているのだが、 赤ん坊の笑顔が愛らしいのは世界共通である。
しかし、どうして「赤ん坊の笑顔はかわいい」のだろう。 コージ苑は今日一日この命題について考えてみた。 母性本能がくすぐられるとか、そういう内的なことではない、何かがある。 思い出せる限りの乳児の顔を思い浮かべ、ようやっと一つの結論に達した。
「赤ん坊には歯がない。」
ちょっと待て、年寄りにも歯がないぞ、と仰る向きもあろう。 そうなのだ、例えば入れ歯を外したじいちゃんばあちゃんの笑い顔。 よーっく思い出していただきたい。 まるで子供に戻ったかのようにかわいらしいではないか。 (少なくともコージ苑はそう思うのだ) そう、赤ん坊のかわいさの秘密は「歯の無い笑顔」にある。
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宮沢章夫『わからなくなってきました』 本文もおもしろいが、しりあがり寿氏の挿絵がなんともいえず…(笑)
恩田陸『MAZE』 怖い話も最後にほのぼので終わるのがこの人の得意技。 つい最近「フィフスエレメンツ」を観たばかりなので、場面が妙にリアルに浮かんできて… (ついでにいうと、BGMは「インディジョーンズ」だ)
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