出向コージ苑

2002年04月25日(木) 「ぼくの神様」

今日は木曜日。
今日は普通の日。
今日は通常料金の日。
今日は映画が安くない日。

でも今日しか時間が空いていないので、結局行ってしまった。

「ぼくの神様」
白状しよう、最初はあまり期待してなかった。
先の戦争におけるナチスのユダヤ迫害、それに子供が絡んでいるとの事で、
露骨にお涙ちょうだい系の映画だと想像していたのだ。
しかし、これはそんなもんじゃなかった。
恐るべきは、戦争で社会そのものが病んで行く事だ。
冒頭、主人公の独白。
「今は2+2が4じゃなくて7や100になる。正解は危険だ」
人が荒むというのはそういうことだ、とこの映画は訴える。

観終わった後はかなり暗くなるので御注意。後味悪いぞ。


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