今日は木曜日。 今日は普通の日。 今日は通常料金の日。 今日は映画が安くない日。
でも今日しか時間が空いていないので、結局行ってしまった。
「ぼくの神様」 白状しよう、最初はあまり期待してなかった。 先の戦争におけるナチスのユダヤ迫害、それに子供が絡んでいるとの事で、 露骨にお涙ちょうだい系の映画だと想像していたのだ。 しかし、これはそんなもんじゃなかった。 恐るべきは、戦争で社会そのものが病んで行く事だ。 冒頭、主人公の独白。 「今は2+2が4じゃなくて7や100になる。正解は危険だ」 人が荒むというのはそういうことだ、とこの映画は訴える。
観終わった後はかなり暗くなるので御注意。後味悪いぞ。
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