出向コージ苑

2002年06月19日(水) I am Sam

週一の恒例、という様相を呈してきた、新迷解との映画鑑賞である。
本日は「I am Sam」。
さあ泣くぜ!と意気込んでいた割に、ハンカチだの化粧道具だの忘れたコージ苑。
意地でも泣くわけにはいかなくなってしまった。

7歳程度の知能しか持たない主人公サム。
その娘、ルーシーは7歳の誕生日を迎え、父を追い越してしまった。
お役所から「子育ては無理」といわれ、親権を奪われそうになった父親は、
ミシェル・ファイファー演じる有能弁護士に弁護を依頼。
このまま父娘は引き離されてしまうのか?

…といった物語はともかく(いや、ほろりときたけどね)、
ちょっとでもビートルズを知っている、そして好きだという人には面白い映画だろう。
大体が、娘の名前が「ルーシー・ダイアモンド」である。
検事に「君は父親を物足りないと思っているんだろう?」と聞かれた娘の答えは
「愛こそ全てよ」。
父娘の小さな逃亡シーンで流れるのは「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」。
いい感じだ。なんていうか、映画に合っている。

知的障害者を扱った作品で、コージ苑の印象に残っているのは「8日目」だ。
あの映画には救いがなかった。
観た後にどよ〜んと暗い気分が襲ってくる映画であった。
しかし、今回の「I am Sam」は、最後に救いが残されている。
ほっとした。

そして今日の女優チェックは、やっぱりミシェル・ファイファーだ。
美人が怒った時の顔って怖いなあ…青筋って本当にあるのね。


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コージ苑