週一の恒例、という様相を呈してきた、新迷解との映画鑑賞である。 本日は「I am Sam」。 さあ泣くぜ!と意気込んでいた割に、ハンカチだの化粧道具だの忘れたコージ苑。 意地でも泣くわけにはいかなくなってしまった。
7歳程度の知能しか持たない主人公サム。 その娘、ルーシーは7歳の誕生日を迎え、父を追い越してしまった。 お役所から「子育ては無理」といわれ、親権を奪われそうになった父親は、 ミシェル・ファイファー演じる有能弁護士に弁護を依頼。 このまま父娘は引き離されてしまうのか?
…といった物語はともかく(いや、ほろりときたけどね)、 ちょっとでもビートルズを知っている、そして好きだという人には面白い映画だろう。 大体が、娘の名前が「ルーシー・ダイアモンド」である。 検事に「君は父親を物足りないと思っているんだろう?」と聞かれた娘の答えは 「愛こそ全てよ」。 父娘の小さな逃亡シーンで流れるのは「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」。 いい感じだ。なんていうか、映画に合っている。
知的障害者を扱った作品で、コージ苑の印象に残っているのは「8日目」だ。 あの映画には救いがなかった。 観た後にどよ〜んと暗い気分が襲ってくる映画であった。 しかし、今回の「I am Sam」は、最後に救いが残されている。 ほっとした。
そして今日の女優チェックは、やっぱりミシェル・ファイファーだ。 美人が怒った時の顔って怖いなあ…青筋って本当にあるのね。
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