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2002年05月30日(木)
授業が休講で、かつ店長が休みをくれたので、急遽ご主人様んちに行くことにした。 さてご主人様んちです。 お昼近くになりました。
僕は、前々から興味のあった「エルム」という洋食屋さんに行きたかったのだが、 二人で行くと二人とも同じものを頼まねば怒られるとかなんとか言うので、 ご主人様ご推薦、エルムよりネタになるトンカツ屋「福ちゃん」に連れて行ってもらった。 ご主人様勝手に注文する。 出てきたものは、丸い白皿に千キャベを敷き詰め、その上にカツをのせたものだった。 ソースはすでにかけられていた。ご飯と味噌汁がついた。 なんだか甘い香りがする。
ソースかと思っていたものは、チョコレートであった。
濃い。
とにかく濃すぎる。僕はやっとの思いでカツを食べ終えたが、ご飯と味噌汁は残した。 店を出て開口一番に僕は言う。「あの店潰れたほうがいいよ」。 ご主人様いわく、早大に入ってこれを食べぬ者はいないと。 名物になっているので32年間も営業していると。 僕は気持ちが悪かった。
それから僕たちは携帯電話を買いにディスカウントショップめぐりに出かけた。 ご主人様に携帯を買ってやろうと思い立ったためだ。 しかしそれも無駄足に終わる。 東京の物価はあまりに高かった。 ご主人様は僕に対して怒りをあらわにし、口を利くだけで不愉快だとののしった。 僕は、東京で携帯を買うにはあまりにも貧乏だったのだ。
帰宅すると電話が鳴る。ご主人様のご友人からであった。 僕は、ご友人との電話を邪魔したくなかったので、一人サイゼリヤに行くことにした。 ご主人様は、そんな僕に「ARMS」と小説原稿を持たせてくれた。 ご主人様策の長編(いや普通か)小説を読むのは初めてのことで、とても嬉しかった。 ちょうど真ん中辺くらいで頓挫させられたが、読みやすかったのでもっと読みたかった。 小説というものを読むのはもう数ヶ月ぶりくらいになる。 でも、その小説の感想を言うと、ちょっとがっかりしたようであった。 ヒロインをDQNと認識したからである。ヒーローは別にいいんだけど。
その夜、二人でラーメンをすすりながらそんなことを話した。
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