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2002年08月29日(木)
サンライズのアンコール・ワットを見るために4時起き。 かなりつらい。 実際目にしてみたが、ただの日の出だったと思う。
今日はアンコール・ワット周辺遺跡群を観光する。 だが、がんじがらめの行動制限に、僕とキジは少々キレ気味であった。 そしてカンボジアに対する偏見が生じた。
遺跡入口付近に群がる土産物屋の人たちに嫌気が差してきたのだ。 売り子は土産を手に持ち、ひたすらに観光客を追いかける。 年端も行かぬ子供が「オネエサン、10枚$1、買って、安いよ」と片言で喋り捲る。 ぼろの服を着た子供がしかめ面で延々と何か話しかけてくる。 その親と見受けられるオジサンは、片手で帽子を差し出し、片手は無かった。 僕らはすべて無視した。
遺跡めぐりに飽き飽きしつつ、午後の予定であるオールドマーケットのときが来た。 よぉーしようやく自由に買い物できるぞぉ。 実はこの予定、昨日、同ツアー仲間の女Yさん(21)が提案したことだった。 が、同女によって即中止され、サンセットを遺跡から眺める予定へと変更。 さてそのサンセットであったが、思ったとおり、特に感動なし。 これを見るために、急な山道と遺跡の急な階段を上ったのだが、むしろやる気を失った。 「6回目にして初めて見られたよー!」 という日本人の声が聞こえたが、僕とキジは、 「ただの夕日で日本と変わんねーじゃん」 とつめたい反応を示すのみであった。
くたくたに疲れて夕飯を食い終え、ようやくホテルに戻れることになった。 が、同女の提案でビールを飲みに行くことになってしまった。 僕とキジは、事前にビールが苦手だと宣言しておいたにもかかわらず、 ガイドの兄ちゃんとドライバーのおっちゃんを引き連れてバーへと足を踏み入れた。 バーといってもカラオケつきのビアガーデンみたいなものであった。
僕らがあまりに眠そうな顔をしていたためにホテルへ戻る。 僕ら、部屋に入ると同時にキレる。
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