2002年08月28日(水)


フライト時間35分という短さの中で、無理矢理機内食を出される。
おやつ程度のものだったが、朝飯を食ってきた意味を失わせた。

カンボジア入国できず。

僕とキジは、機内で出入国カードをもらい忘れてしまったのだ。
係員に尋ねてカードをもらう。
男はすらすら記入していく。
そして「2人で$10ね、チップ(英語)」と最後に下手な英語でそう言ってのけた。
あっけにとられる僕ら。
  キジ 「え、まだ両替してないんですけど…(英語)」
  係員 「ああじゃ\1000でいいよ(英語)」
二人でキレそうになりつつ、しぶしぶ手渡す。
やっと入国できたと思ったら税関申告カードがない。
「Nothing to declearって繰り返してればどうにかなる」とキジは言ったが、
今度は個室に連れて行かれる。
まさかカンボジアの空港でスタッフルームに入れられることになろうとは。
その部屋にはカンボジア人の男が数人おり、馬鹿な日本人をあざ笑っていた。
怖えよ。
カード一枚$1払わされる。
マジでキレそうだった。

ようやく空港から出られ、新たなガイドさんに会う。
若くてイイ男だった。
ホテルへ向かう。
ホテルに二階はなく、部屋はそれぞれが煉瓦の道でつながれていてコテージ風だった。
竹椅子のあるテラスも各部屋についていた。
部屋自体は狭いけど。

遺跡へ。
まず許可証が必要なので顔写真を撮られた。
ものの5分で即席パスポートの出来上がり。
アンコールワットは遠く、一辺が3kmの壕(沼?)で周囲を囲まれている。
車かバイクがないととても入り口までいけない。
で、寺院だが、壁のほとんどに絵画が彫られている。
段差はきつく、太陽はぎらぎら、ガイドの説明も長い。それが仕事なんだけど。

昼飯。魚のトムヤンクン。クソ不味いので残す。

午後はホテルで昼寝をしてから再び遺跡へ行った。
今度はメインのヒンドゥー教の寺院、アンコール・ワットである。
万里の長城より急な階段で、危険極まりない寺だ。
日が暮れ始めた頃はみんなで座ってぼけーっと寺院を眺めていた。

夕飯は民族舞踊を見ながらのバイキング。
何品か美味しく感じられるようになった。

今日の感想…
子供も大人も油断できない。特に公務員なんかもう信用しねえ。
ちょっと親切心を出されただけで「チップ」とはどういう了見だ。



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