2002年09月02日(月)


ご主人様から電話が来る。
    "キャッシュカード見つかんねーよ〜奴隷助けて〜。
    なぁもし明日バイト休みなら今夜ウチ来てー。"

しょうがないなぁ。
じゃあもしバイト休みだったら行くね。
休みじゃなかったら行かないよ。いいね。
今日バイト行ってシフト見たらメールするから。

果たして明日のバイトは休みであった。
    明日は休みなので今夜行くかもしれません。
    財布が見つかれば行きませんのでよろしく。
とメールを送る。
そうして家に帰り、スーツケースも出しっぱなしで身支度を始めた。
財布が見つかったかどうかの返事が来るまで待とうと、
エンガワ・二号・その友人(友猫?)に餌をやって写真を撮っていた。
10時を回った頃ようやく電話が来る。
財布は見つからないとのことで、早速ご主人様の元へ行こうと路線を調べ始める。

終電はもう間に合わなかった。

ご主人様マジギレ。
     "何でさっさと来ねーんだよこの馬鹿!
     あーもういい。
     今回は期待度大きかったのになぁ!
     お前がぐずぐずしてるから悪ーんだよ!
     俺寝てるって言ったじゃねーか!
     聞いてろよこの阿呆が!"
ガチャン!!

…。
僕だって僕だってご主人様に会いたかったのに。
ご主人様のお役に立とうと行く準備してたのに。
僕だって期待してたんだ!
それなのにご主人様は僕の気持ちなど我知らず、勝手に当たって御機嫌斜め。

僕はご主人様の携帯番号を着信拒否に設定した。

しばらくしてメールが来る。
     "見つからないよう(T_T)"
無視した。

しばらくして宅電に電話が来る。
     "…明日の始発じゃ駄目?"
拒否した。

またしばらくして電話が来る。
     もう行かねーっつっただろ。
     来なくていいって言ったのはどこのどいつですか。
     悪いけどもう行く気失くしたんで。
     すいませんねぇお役に立てなくて!
     では御自分で何とかしてください。
すると、俺が悪かったとたちまち態度を変え、空腹を訴えるのだった。
僕は行くことにした。



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