2002年09月03日(火)


ご主人様の家についてまずやったことは、土産の披露である。
タイ製煙草、タイ製ゴム、そして、タイ製のキックボクシングコスチューム。
僕は早速彼にコスチュームを着せ、写真を撮った。
「ポーズとらないと煙草やらないよ」と脅しをかけてファイティングポーズ。
ベッドの上で情けない顔をしながら両手を構えていた。
とてもボクシング好きとは思えないほどの恥らいようだった。

弁当屋が開くまでいちゃいちゃ。
8時過ぎ、わせ弁を買って二人で食す。
ご主人様は24時間ぶりの食事(その前はカップラーメン)に感激を顕わにした。

しかしそんな幸せなひと時も電話一本で崩れることになる。

ご主人様のお母様がカードを探しにやって来るというのだ。
仕送りのみで生活しているご主人様、断る理由が無いし断るわけにもいかない。
かといって僕を前に「これが俺の奴隷だ」と人間失格を表するも無惨。
というわけで僕は一人サイゼリヤヘ避難することになってしまった。

昼過ぎになると集団高校生が続々やってきた。
しかも、そのほぼ全員が男子だというのだから驚きだ。
女子高生の団体など珍しいほど。
世の男子高校生はいつから群れるようになったのだろうかと、
首を傾げざるを得ないような光景であった。



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