2002年09月12日(木)


バイトから帰ってしばらく2号と鬼ごっこをした。

2号は、素早さを自慢したいのか、いつもしたたたたっと走る。
僕が近づくと再びしたたたたっと移動し、草陰や車の陰に隠れる。
といっても隠れているつもりなだけで、僕が追いかけてくることを期待しているのだ。
決して長距離は走らず、僕が追跡可能な範囲、つまり庭程度の広さの中で
雑草を飛び越え自転車の間を縫い、したたたしたたたと駆け回るのだった。
僕が飽きて部屋に戻ろうとすると、素早く駆け寄って物陰に隠れ、じっとこっちを見つめる。
それでも僕が興味を示さないと、わざと足元をすり抜けていく。

構って欲しくて仕方ないのだろうが、そんな鬼ごっこなんかいつまでもしていられない。
「悪いね、バイバイ」と部屋に入った。
あんまり外に出ていると、蚊に刺されてしまうのだ。
ウチの玄関の前は、丁度良く外灯があるため、様々な虫が寄ってくる場所である。

さて部屋に入って、しばらくPCをいじっていると、ちゃりん、とそばで音がした。
ふと見たところは、飾ってある中国のお土産。
お土産に何か付着していた。

長い触角、光る甲殻。
    なんだこのでかい虫は。
    いつ入ってきた。
羽があるようだが、そのまま壁を歩いてロフトに行ってしまった。
    あーくそーロフトまで捕まえに行かなきゃかよー。
    気持ち悪くて生け捕りできねーよー。

と非常に落ち着いて冷静にキーボードを打っているしだいである。
ゴキブリではないかと疑念が沸いたのはついさっきであった。



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