2003年03月20日(木)


朝起きて二号さんとくっちゃべりながら、今日は行こうかどうか本気で迷っていた。
今日も行かなきゃと、徐に立ち上がり、のろのろとスーツに着替えた。

また落ちるために会社訪問か…。

「やっぱやめた」「今日は休みだ」「二号さんを一人置いていくわけには」「疲労回復」
考えがまとまらないうちに家を出てしまおうと、僕は駅へ向かった。
切符を買おうと思ったら電車はもう出た後。
でも特急あかぎがある。
僕は駅員さんに特急料金を訊いた。
新宿までは千円以上かかるようだ。
僕は諦めて家に向かい、洗濯したり新聞読んだり断りの電話したりして朝を過ごした。
こんな朝は久しぶりな気がする。
毎日毎日東京へ行くかバイトで働くかして一日は過ぎ去るのだ。
東京へ行くなら往復時間は6時間近く+説明会・筆記試験時間。
バイトするなら(ランチ・夜だと)8時間労働。
本当に疲れる。

今まで受けた会社は二次までいくことなくすべて落ちている。
すべてだ。
意欲が足りない、努力が足りない、企業研究が足りない、能力が足りない、頭が足りない、
すべてすべて僕には足りなかった。
だからもっと頑張らなきゃいけなかった。
一社でも多く訪問しなきゃいけなかった。

だけど、僕って何なの。

僕はPC扱うの好きだし、プログラミングだってやってみたいと思う。
ソフトウェア作ってみたいじゃん。
作れるならフリーでアップしてみんなに使ってもらいたいくらいだ。
接客だって苦じゃないよ、慣れたもんだよ。

でも僕にSEの資格はない。
今まで落ちてきたことがそれを示しているし、適性検査でもそう出ていた。
メルチェするたびに僕は否定されてゆく。

じゃあ僕は何なのだ。

自分が望む職業に就くことは許されないのか。

業種も職種もすでに明確化しているから、
セミナー参加する会社もソフトウェア、情報処理、インターネット関連、と決まっている。
僕はそういう仕事がしたいから。

「したい」だけじゃ駄目なんだよ。
僕には適性がないんだから。
泣いたってないものはないんだ。



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