2003年08月14日(木)


さて、お盆です。

【盂蘭盆(うらぼん)】
(梵語ullambana 倒懸と訳され、逆さ吊りの苦しみを意図されるが、
イランの語形で霊魂の意のurvanとする説もある)

盂蘭盆経の目連説話に基づき、祖霊を死後の苦しみの世界から救済するための仏事。陰暦七月十三日〜十五日を中心に行われ、種々の供物を祖先の霊・神仏・無縁仏(餓鬼勿)に供えて冥福を祈る。一般には墓参・霊祭(たままつり)を行い、僧侶が棚経(たなぎょう)にまわる。地方により新暦七月・八月など日が異なる。盆。うらんぼん。盂蘭盆会。精霊会(しょうりょうえ)。

広辞苑第四版より。

手っ取り早く説明したが、実はウチ、今年は盂蘭盆じゃなくて新盆であります。
四十九日の忌明け後、最初に迎えるお盆を「新盆(にいぼん)」もしくは「初盆(はつぼん)」と呼ぶ。
もし四十九日前にお盆を迎えた場合は、その年の新盆の行事は行わない。

十三日の朝には、霊を迎えるための精霊棚(しょうりょうだな)=(盆棚)を作る。
精霊棚を置く場所は、庭先・縁先・戸口・縁側・奥座敷・仏間・床の間・仏壇の脇などで、
その地方の習慣に合わせて、決まった場所に作ることになっている。
地方って言うよりイエごとに違うんじゃねぇの。ちなみにウチはおくり(奥の間)だった。
なすやきゅうりで作った牛や馬は、あったのかどうかさえも憶えてねぇ。

新盆の供養は、特別。
新盆の時は、葬儀の時世話になった人、親戚・知人・近親者、僧侶を呼ばなきゃならん。
読経のあとは、仏への供養の意味で、参会者全員で食事!うぜえ!
僧侶は、他にもいっぱい檀家を回らなきゃならなかったんで食わなかったけど。
「御布施」と「御車代」だけ渡してバイバイですよ。
もし読経を辞退されても、代わりに「御膳料」を包むんだから、かなりのぼったくりだ。

で、僕は暇だったので参会者からもらったカネを集計しておりました。
隣組合わせて全部で7班。
大体一人当たり\1,000〜\2,000が妥当ってトコ。
でも同じ班だか親戚だかは一人当たり\5,000! \10,000の人も一人いました!
そして合計は…なんと17万円以上。
いやぁ、お盆も馬鹿になりませんよ、坊さんには布施代2万渡したとか言ってたし。
1万でいいじゃねぇかよー普通よー!ばぁちゃんサービスしすぎ!!

…どこの家も盆と葬式には支出で苦労するようです。



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