夜中の公園 - 2002年07月05日(金)
真夜中に公園にいる。
わんこの散歩のつもりで 実は自分の痛みを放つために。
ゆうべはわんこを家に戻してから 再び公園に出た。 耐えられず、ある人に電話をいれた。 夜中の1時。出なかった。 耐えられなくて、耐えられなくて 目の前にある池に飛び込んでしまおうかと思った。 その池は浅いようで実は深く 以前(つい最近も)から遺体が、よく発見されるのだ。
今の私なら煙草吸って、クラクラで 体力もないから あっという間に沈めるんじゃないかと思った。
そんな事を考えていたら 電話が鳴った。 さっきの人がかけてくれた。 その時、私は滑り台の上で ただぼぉーっと 曇り空を眺めていた。 生きるか・・・それとも・・・。 電話の主は仕事で疲れているも関わらず 私のバカ話に付き合ってくれた。 声を聞けば聞くほど、私は口数が減っていた。 うなずく事しかできず、子どもだった。 そして受話器の向こうから聞こえる暖かい声に うなずきながら涙があふれ出た。 なんの涙かわからない。 ただ、子どものように涙がぽろぽろと溢れでていた。 小さな小さな子どものように。
悲しみの涙ではなかった。
苦しみの涙でもなかった。
ただ・・・
子どもだった。
結局、朝の4時まで一人、滑り台の上で月を眺めてた。 何も感じなかった。 今までなら、すぐ誰かにメールして 「空、みて!」 なんてやってたのに。
大切なものを無くしすぎ 離れて行かれ それが次から次ぎへと頭をよぎり もう・・・何も感じなくなってしまった。 引きずる思い出さえも。
生きることしかできないなら・・・ 記憶喪失にでもなってしまいたい。 (そういう方が身近にいらっしゃる方、ごめんなさい)
折れた翼は、回復する力を失った。 人を愛する心も失った。
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