あってはならないこと(長いっす) - 2004年03月16日(火)
約2年ぶりに、命の恩人に会いました。 (旧日記2002.8.10と8.12参照) あれ以来、彼の事は日記には確か書いてなかったと思うけど 近所に住んでいる彼とは、その後、何度かバッタリ会う事がありました。
今日その人と会う事になったのは、ほんの小さな事件がきっかけ。 うちには使用しなくなった自転車が当時あって その人にあげるも同然で貸していたんです。 その自転車に乗り、休日だった彼は双子の弟が働く店に顔を出しに行くところを警官に止められ尋問されたそうです。 (自転車が盗難車と思われたらしい) まず、私のとこに警察から確認の電話が入りました。 勿論、私は覚えがあるので説明をし、警官は電話を切りました。 その後20分くらいして、その人が自転車を返しにきました。 意味が分からない私に、その人は詳しい訳を説明せず、また交番に戻るとの事。不信に思った私は警察に問い合わせ電話を入れました。 すると、繋がったのは交番ではなく警察署。 交通課に電話をまわされ、私は事情を話しました。 すると・・・。 警察「さっき、電話をしたという者の名前、教えて下さい」 私「名乗ってませんでした」 警察「そんなわけないでしょう。名も名乗らないなんて」 私「でも、名乗らずに事情だけ聞かれたんです」 警察「こちらもね、何人もの警官がいるんでね、名も分からないなんていうのは事情が分からない。あなたの住所からいうと◯◯◯警察の間違いじゃないんですか?」
(この地点で、私は怒りモード)
私「そんなわけないです。そちらから頂いた電話の着歴に、そのまま かけてるんですから! とにかく◯◯君がそちらに戻ると言っていたので、事情を聞きたかったのと彼は何もしてないんですから、これ以上、必要以上に責めないで下さい!」 警察「はぁ・・・。名前も分からないので、なんとも言えないですけど あなたの自転車だと分かったのなら、容疑は晴れたわけですから、それ以上の問題はないと思いますよ」
なんで、私が逆切れされて、挙げ句に彼は「容疑者」扱いなんだ!? ふざけるなっ!!
その後、1時間くらいたったでしょうか。 彼が電話してきて、呑みに行かない? と言うので 私は事情聞きたいのもあり、会う事に。 彼の口から出る言葉の数々に、ただただ唖然・・・。 今さっき、何も言わずに行ってしまったのも分かりました。
警官は、私に確認の電話を入れてきて確認もとったのに その後も「返してこい!」だとか、お財布は勿論、持ってる物全てを出せと要求。「ナイフとか持ってるんじゃないだろうな!?」とか お財布の中身全てを調べ(彼の弟が書いた他人にはどうでもいいような手紙も全て読む)彼の両腕袖をめくり「なんだ?お前、ヤクやってんのか!」と言い 挙げ句は靴下まで脱がされ調べたそうです。 旧日記を読んでもらえば分かりますが、 彼は高卒と同時に調理師免許を取得し、地方から上京して 将来、自分の店を出したいと寝る暇も惜しんで働いているコックさんです。 その彼の腕に跳ねた油の無数の後や、手にある包丁の傷を見て
「薬物中毒」扱い。
こんな事が許されるでしょうか? 人権侵害もいいとこ!! たかが自転車の尋問が、なんでこんな酷い事になるんでしょうか? 彼が今まで自分の力で頑張ってきたもの、 生き方をそこまで壊される必要があるんでしょうか? 穏やかな人なのに、本当に怒る事などめったな事ではない人が 屈辱に苦しみ、ついには人目もはばからず泣いていました。
「悔しい。逃げも隠れもしてない。悪い事は何もしてない。 なのに、なんでそこまで言われなきゃいけないんだ! 俺の今まではなんだったんだ!!」と。
ここから少し、話は逸れますが、数時間後、弟も仕事を終え合流。 そこでも、又、泣き続けました。 そして・・・。 優しすぎる弟と現在の自分達の生き方を語り出した末 殴り合いの喧嘩にまでなってしまいました。 弟は、ほんの少し彼より甘いとこがあって 双子なんだけど彼に甘えすぎてるとこがある人。 彼は弟が大好きで弟も彼を大好きで・・・。本当に仲のいい兄弟なんです。 その二人が血が流れる程の殴り合い。 お店の人に押さえられ、一度は止まりかけたのに 近くの交番(上に書いたとこではありません)の傍まできたら また・・・。しかも交番の中で。 なんでこんな事になってしまったんだろう。
最後には、暴れ回った交番の警官に注意され二人は同じ屋根の下に暮らすのにバラバラになって帰宅・・・。 (本当なら、ここでこそ警官に取り調べをうけてもおかしくなかったんですが 二人が仲良く、いつも交番の前を通っていたのと、たまたまそんな二人を見かけてた警官だったので、冷静に話しなさいと注意受けて何事もなく帰されたのです。) 私は、彼に引っ張られる形で帰り道を。 弟は一人、違う道を。 彼は言いました。嬉しいと。これで良かったんだと。 交番に入って殴ったのも、弟に本音を言って欲しかったからだと。 かかってきてほしかったからだと。 いつも自分に甘えるだけの弟。それに気づきながらも上手く口にできなかったり、行動に出来ない弟に本音をぶつけてほしかったんだと。 弟は彼に今日の八つ当たりをされたと思ってるとこ今はあります。
彼は・・・6月に福岡に行きます。 自分の夢を実現するために転勤願いを出したそうです。 その彼が唯一、心配なのはこの地に残される弟。 嬉しいと言った後の、寂しそうな顔・・・。涙が浮かんでた。
たった一人の警官にずたずたにされ、その先には弟との喧嘩。 兄弟喧嘩だから、けっしていつまでも引きずる事はないと思うけど ずたずたにされた彼の心は、きっと癒えぬまま。 表向きは、彼の事だからいずれ立ち直るでしょう。 でも彼の心の傷は、どうでしょうか・・・。 こんな言葉を残した彼の心は。
「今まで生きてきて、こんなに悔しい事は無い。同じ人間として寂しい。 親に言われるなら、まだ分かるけど警官という立場だけで こんなにも人を見下すのか。何がそうさせるんだ。 警官だって人間じゃないか。寂しいよ。悔しいよ。」
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