雨のち晴れ...scbellen engel
レール - 2004年08月02日(月)



抵抗する事を止めていた。
何を言っても、何をしても認めない相手に。
我慢するのは慣れっこで、得意。
今日も又、そんな1日を終えるはずだった。

仕事をしないこと。
家族をあの人に心配かけないようにさせること。
家事一切を全てこなすこと。

きっとこれが、あの人の条件。
仕事はしてない。
家族の言い分をのみつつ、主張をさせつつ、あの人に心配かけさせないようにしてる・・・つもり。
家事一切、あの人の見てないとこでしている・・・つもり。

誰と比べている?
出来損ないの怠け者を誰といつまで、どこまで比べたら気がすむ?
何一つ、相手の言う事に耳を貸さないのは どっち?
何をしたら少しでも黙る?

「言わなきゃ、こっちが頭おかしくなる」
「言われるような事してるのは誰よ」

あなたの引いたレールに、私はまだ乗ってなければいけない?
あなたの子育ては間違っていたとは思わない?

全部、私が悪いんだ。そっか・・・。
貝のように口を閉ざし、何も反抗しないでいても
なんの効果も得られない。
だからって、言い返そうものなら逆切れして体調崩されるのがおち。
年老いた、あの人にそれができるほどの度胸は持ってない。

・・・だから・・・思ったんだ。
カウンセラーの言葉への疑問。
「お母様にも、もう少し待っていただいて まずはゆっくり・・・」
誰が伝える?
誰があの人を納得させられる?

逃げたい。逃げるというより、少しでいい。
ほんの少しでいいから楽になりたい。

誰にも届く事のない思いは封印するしかないんだ。
葬るしかないんだ。

分かってはいたんだけどな。そんな事は。
あの私をくるんでくれた場所が人がそんな事を忘れさせてくれてたようだ。
あの場所への確かな思いは消える事は無いけれど
未練たらしく引きずってもいられないことくらいは分かってる。
ただ・・・。
休む場所もない自分は、どこに行けばいいのかが分からない。
思いを葬り、あの人のレールの上を歩くしかないのか。
自分のレールを歩く事もできないで
この先、何が楽しいと思えるんだろう・・・。
何が幸せと感じるんだろう・・・。

家族が揃ってる事が、幸せとは限らない。
これが、いわゆる
「機能不全家族」(←これについては以前の日記を参照下さい。)

わからないよ。何もかも。
本当にわからない。




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