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2009年09月06日(日) プチ連載「一護とルキアの立場が逆だったなら/出逢い編(仮)」その1

私の名は朽木ルキア。年は15。いたって普通の高校生だ。

「ただいま」

「おかえり、ルキアさん。白哉様は今日も会議で遅くなるそうだから、夕飯は先に食べてしまいましょう」

待っていたかのように台所から玄関に現れた姉の緋真は、靴を脱ぐ私を見ながらそう言った。

私は姉夫婦の家に居候している。
義兄である白哉は、このたび朽木ホールディングスの代表取締役に就任した。
その若さで業界トップの企業の社長になるのは異例のことで、各界から注目をされているらしい。
連日社内会議や取引先への挨拶、打ち合わせ等で多忙な日々を送っている。





「ごちそうさま」

「もう部屋に戻るの?」

いつもは食後のお茶を一杯飲んで姉とたわいのない会話をしてから部屋に戻るのだが、
今日はいつもより宿題が多く出たので早めに部屋に戻ることに決めた。
品行方正、成績優秀で通っている朽木ルキアが、宿題を忘れるなんてもってのほかだ。
その旨伝えると、姉はにっこりと微笑んだ。

「そうなの、ご苦労様。後で部屋にお茶を持って行きますわね」

一旦階段へ向かいかけたところを引き返して私は言った。

「姉様、いつも言っているでしょう」

「え?」

「いつまでも過保護すぎます」

姉は私の言葉にはっとすると苦笑した。
背中に『わかりました』という言葉だけを受けて、私は階段を登っていった。

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書いてみました。
原作1話をアレンジしただけですけど。
全10話を予定しています。
お付き合いくださると嬉しいです。


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