ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2007年08月12日(日)

甥が遊びに来ている。

弟が「○×あげるから楽しみにしていて」と甥に約束をしたのだが、弟はその約束を果たしてあげることができなかった。
甥は大々的に拗ねてしまい、その落ち込みようは私が見ても可哀想だなあ、と思った程だった。ただ、弟が約束を果たせなかった理由も止むを得ないものだったので、「仕方ないよねえ…」としか言えなかった。
両親は「お前がぬか喜びさせるから」と弟を責めた。
弟はしまいには「はいはい俺が悪かったよ…」と開き直ってしまった。

私が後で「こういう事ってさ、自分の小さい頃にもあったしね、(甥にとって)そういうのは(苦いけど)いい経験にもなったよ、しょうがないじゃん」と言うと、母は「でもあの子(甥)は落ち込むと引きずるからさあ…」と言い、弟は「俺も小さい頃そうだったけど、確かに引きずるんだよね…」と言った。

私もそういう体験は何度もしたし、そのたびに落ち込んだり拗ねたり駄々をこねたりしたのだ。駄々をこねる私に、最終的に両親は「うるさい」と言って黙らせた。
そんなような事が小さな心の傷にはなるけれど、でも、成長して、大人の事情がわかるときが甥にも来るのだから、やはりここは甥に対しては「本当に約束破っちゃってごめんね。おじちゃんも大変だったんだよ、でもあんまり聞き分けがないとそのうち怒っちゃうよー」でいいんじゃないかと私は思う。厳しいかな?


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襖 [MAIL]