日記に書き残すまでもない事だけれど、気づいてしまった事がある。 だから今後もこの事について書くとしたら、 その時どのように思ったかについてだけ書けば、 あとは見返してみたときに一人でほくそ笑む事ができるのだ。 それとその言葉を文章にして書くことが怖い、抵抗がある、 そんな弱虫だから駄目なのだけれど。
私は5年ぐらい前の忘れ物を取りに行くのだ。 忘れ物を取ってくる事はできないかもしれない、 不発に終わるかもしれない。 忘れ物を取り返したときに幻滅するかもしれない。 ようやく私の手に戻ってきた、と泣くかもしれない。 忘れ物は時効で捨てられているかもしれない。 でももう、これ以上、忘れ物をずっと気にかける生活は嫌だ。
見ていてね。 将来の自分が、この日記の存在を思い出してどう思うだろうか。
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