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2002年07月20日(土) 終わりなき日常を生きろ

『若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って、嫌いなものを一所懸命探している。そうすることで、自分が明確になると信じている』(森博嗣『夏のレプリカ』)


若者に限らず、誰でも嫌いなものはある(と思う)。ただ、若いときは嫌いなものに対して消費するエネルギーが大きい。逆に、好きなものに対して投入するエネルギーも大きい。だから、若いうちは、色々なものを失うと同時に色々なものを得ることができるのだろう。
だとすれば、俺はまだ若いようだ。
失うものと得るものと、どちらが多く大きいか勝負。
それが平坦な戦場=日常で生きていくこと。


『そもそも命を懸ける、などという表現がおかしい。生まれたときから、誰でも命懸けなのだから』(森博嗣『有限と微小のパン』)


(どうも最近、森博嗣からの引用文が多いな…何でだろ。最近読んでいないのに。まあフレーズの覚えがいい作家なのかな、俺にとって。でももう良い作品は書けないんだろうなあ…まあすでにいくつか良い作品を書いてくれたので十分ですが)


sora |MAIL