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2005年08月27日(土) 同窓会(小学校編)

同窓会、というものに初めて参加した。
小学生のときの同窓が、一堂に会した。

最初、会っても話題がないのではないか、
いやそもそも名前を思い出せないのではないか、
と思っていた。
今でも連絡をとっている人間など、
数えるほどしかおらず、またそういう相手とは、
同窓会を利用して会う必要はとくにない。

でも会ってみれば、全員とは言わないが、
結構名前と顔が一致する。
遠い記憶が、よみがえる。
記憶とは、忘れるものではなく、
普段は思い出せないだけなのだ。

久しぶりに会えて、話せて、楽しかった。
その一方で、終わりに近づくにつれ、
居心地の悪さも感じた。
何人かとアドレスを交換もしたが、
ここから先の未来には多分、つながっていない。

僕を度々憂鬱にさせた質問が、
「今何をしているの?」というものだった。
僕がそれに答えると、
「すごいね」
「エリートだね」
と皆が皆、口を揃える。
そう言われる事も、
それを変に意識して、
上手くレスポンスできない自分も、
どちらも嫌だった。

ある一人がこう言った。

「みんな小学校のときは同じだったのに、どこでそれぞれの道がこんなに別れたんやろな」


sora |MAIL