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『ドラゴン桜』というドラマの中で、こういう台詞があった。
「東大に行けば人生が変わる」 「今まで自分を馬鹿にしてきたやつらを見返してやれ」
それはすべてとは言わないが部分的には真実であることを僕は知っている。 僕は昔、勉強をしない子供だった。 一部の教育熱心な大人たちは、僕をダメな子供だと見なしていた。 しかし僕はあるとき勉強を始め、 いわゆる進学校、そして一流大学に入学した。 僕を否定する大人たちはいなくなった。 くだらないがそれが世の中の少なくとも一部だし、 だったらそれを最大限に利用してやればいいのだと思う。
あまり好きな言葉ではないが現代の言葉を使えば、 「負け組」であった僕は「勝ち組」へ転身したといえる。 だが僕がそこで学んだことは、 勝ち組の中にもさらに勝ち負けがあるということだ。 僕は一度負けて以降、その時々のステージにおいて、常に勝ってきた。 最初に述べた『ドラゴン桜』の基準に照らし合わせれば、そうなる。 それがどうしてかというと、一つは運で、 一つはいま何をすれば少し先に自分が有利になるかを常に考えているからだ。
ただしここで、付け加えておきたいことがある。 上に述べた「勝つ」ということは、社会的な意味においての話である。 しかし最終的に重要になるのは人間的に「勝つ」こと、 つまりは幸せになることであり、 社会的に勝つことが自分の幸せにとって必要だと思うから、 そのための道を歩いている。それだけのことだ。
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